サラリーマン生活から完全リタイア生活に変わると日常生活の「規則正しさ」がなくなります。
きまった時間に起きて、食事を取り、通勤し・・という規則性が無くなって自由になると、極端に「暇」になる人と「忙しい」となる人に分化する気がします。
僕はその「忙しい派」と自認しますが、正直、他人からみると「でもそれ、暇でしょ!」と言われても反論できない習慣があります。
それは「昼寝」をすることです。昼寝をしながら、でも忙しいのです。
今日は完全リタイア民の僕にとってそんな「昼寝」の持つ意味を綴ります。
リタイア民の昼寝は効率向上の手段
サラリーマンの頃は、眠くても、疲れていても、決まった時間に働き、制限時間にアウトプットするのがツトメだったので平日昼間の「昼寝=さぼり」でしかありません。
ですが完全リタイア生活では少し変わってきます。
リタイア生活で、調べものをしたり、考え事をしたり、雑多なことを片付けたりなど、時間的な規則正しさはないものの、やる以上は「効率良くやりたい」と思うのはサラリーマンの頃と一緒です。
眠い中での仕事は効率が悪いように、完全リタイア生活でも眠気があるなかで調べものをしたり、こうしたブログ記事を書くのも効率が悪くなります。
なので、リタイア民の僕には「昼寝≠さぼり」であり「昼寝=効率性の向上」というもので、効率性を目指すサラリーマンと同じです。
FIRE生活そのものが「人生のさぼりだ」と思われると元も子もありませんが、セカンドライフをより良くすべきだという考えにおいては、昼寝は有効な手段と思います。
昼寝の功罪
ですが昼寝の功罪として「昼寝(特に1時間以上の長い時間)は体のリズムを崩し、夜間睡眠の質を低下させ、高血圧や心血管疾患のリスクが上がる」といった指摘もあります。
一般には「20~30分の昼寝までなら良い」とされているようです。
僕は目覚ましをかけず寝るので、起きるまでの時間は約1時間(体調次第で50分~90分とまちまち)です。
起きる時が最も効率よく回復している感じではあるので、さほど寝すぎということもなく悪影響はありません。
昼寝の良い点
昼寝の良さがどのような点かを整理すると、
・自然に目覚めるまで寝るので疲れも眠気もすっきり取れて集中力があがる
・睡眠の質が良い
→起きたときに「体感時間よりも昼寝時間が短い」と感じることが多くつまり深く寝て質がよい睡眠を取っているといえます
・それでも夜は夜でぐっすり眠れる
・夕方に寝て外が暗くなって起きるのがたまらなく好き
→不思議な感覚なのですが、昼に寝て昼に起きるより、夕方寝て夜の早い段階で起きる方がより「寝た気になる」「体が休まる」「幸福感を感じる」となります。
学生時代からの睡眠習慣のせいか
睡眠習慣としてすぐに寝れて(恐らく1分で)目が覚めてもすぐに活動できるのは奇特な才能ではないかと思っています。
これは過去からの習慣もあって、高校時代の受験勉強は夕方1時間寝てから夜中まで勉強するルーティンでしたし、大学時代も講義の始まりと同時に寝て終わりのベルとともに起きるというものでした。
そんな睡眠学習の成果か出張が多かった社会人生活では、機内では離陸前から爆睡し到着するころには時差ボケもなくすっきりという取り柄にはなりましたが・・。
眠りは自分にとっての長年の習慣でわりと悪いばかりではなかったと思います。
終わりに
自分で「忙しい」と言っている完全リタイア生活で、ともすれば矛盾するような「昼寝の習慣」を持っているわけですが、でもそれはリタイア生活のQOL向上やウエルビーイング(幸福感)につながる大事なものだと感じています。
昼寝のできないサラリーマンの方には申し訳ないのですが・・・、でももしリモート勤務でこっそりと”昼寝をしている”なんて方(ある調査結果で割と多いことが判明しています)は、リタイア後もそれが役立つかもしれませんので、習慣をお止めにならないのもアリかも・・!!
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