45歳でFIRE達成を目指すのが良い2つの理由

2024-06-23

経済的自由・FIRE

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FIRE達成の理想年齢は45歳だと思っています。

厳密には「45歳でFI(経済的自立)を達成し、そこで人生の折り返しの判断をすること」が理想と感じています。

今日は、そんな45歳で人生の折り返し判断をするために「FIREは45歳を目標とするのが理想」となる2つの理由を綴ります。

45歳で人生の折り返し判断をすべき2つの理由

まずなによりも、人生でかなり大事なタイミングとなるのが45歳前後だということです。

そうなる理由が2つあって、①仕事上の転機となること、②人生設計上の転機となること、というものです。

仕事上の転機

45歳前後の社員ともなれば、通常、20年以上の職務経験を持っていることになります。

そもそも社会人をスタートする時点ではなんら自分の適性や好き嫌いと思っていることは「思い込み」なわけです。

その思い込みのうえで専門知識やスキルをつけていきます。

もちろん途中に自分の好き嫌いや得手不得手を自覚しながら、必要に応じて転職や好きなジャンルの資格を取りその20年で自分にあった知識やスキルを上乗せしてくわけです。

ですがそんな小手先の上積みは「微修正」でしかありませんし根底が「何か違う」のであればどこかの地点で転換しないと人生ずっとそのままです。

また45歳前後ともなれば、管理職なり専門職なり自分の能力をどういった役割で発揮するかもはっきりしてきます。「実務的に好きなこと」にずっと運よく携われていたとしても「管理職」として好きな仕事が減って管理ばかりになることだってあります。

このように、個人差はあれど45歳前後は大きな転機で、体力や集中力は適度に持ちつつ、高い経験値や客観視ができるなかで、キャリアとしてやりたいことや求められることのギャップに悩む、そんな成熟期に達するのがその頃なのです。

人生設計上の転機

また、人生設計としても転機となります。

そうしたキャリアの成熟期ゆえ自己評価や価値観も理解しつつ、45歳前後では健康寿命も残り20~25年と少ないと、そんな折り返し地点にいることも実感します。

片や仕事上のキャリアも成熟するなか、人生の折り返しであり恐らく山頂を超えて下り坂が見えてくるその時点で「人生設計を買えるなら今しかない」といったタイミングだと感じてきます。

人生設計を変える基本的な方向性としては、例えば、

・会社での可能性・昇進・やりがいを求めて仕事に突き進むのか、

・仕事以外の人生も視野にワークライフバランスを求めるのか、

・自分のやりたい道に転身するのか、

・あるいは完全リタイアして家族とともにのんびりするのか、

等々の方向感です。

その背景には、自分の健康状態から生活習慣を見直す必要を感じたり、子供がある程度の年齢になって進学や方向性も見えていたり、夫婦の関係だって見直したくなったりするものです。

そんな45歳前後が、キャリアも踏まえて人生設計を見直すタイミングになるわけです。

ただ、そんな方向転換に必要なものは、気合や信念といった「ふわっとしたもの」ではなく、案外、「お金」なのです。

45歳で経済的自立をしていることが理想である理由

もちろん45歳前後といっても時間軸で個人差もあったり、理想的な人生ゆえまるで修正不要な人もいるかもしれません。

ですが大半の人は「ピーク」となる45歳前後で人生折り返しの判断が必要となるわけで、そこで多くの要因(健康や能力等の生物学的、会社やその人事制度等の社会的、家族等の生活的)な側面が複雑に交錯するゆえ、「経済的自立」があることで選択肢を選びやすくなるわけです。

複雑なものごとがシンプルに解決できたりします。

経済的自立といっても、達成しているか否かのイチゼロではなく「経済的自立にもう一歩」という段階であっても「セミリタイア」という選択だって視野にはいるわけです。

必ずしも45歳ぴったりで経済的自立を達成する必要はなく、若いころから年齢までしっかり経済的自立を目指しながら、実際の進捗に応じた軌道修正をすれば良いわけです。

もしかしたら人生設計の方向転換だけを決めて、新たに貯蓄目標を再設定し、次は50歳を目指して進む、というマイルストーンになるだけでも、45歳前後で人生設計を振り返る意味はあることだと思っています。

終わりに-自分自身に当てはめると

なお、こうは書きながら自分自身が45歳で経済的自立をしたり、何かはっきり人生設計を変えたわけではありません。

実のところ、45歳の頃はキャリアや人生設計を見直さないとダメだとは感じながらも日々の忙しさにかまけて手一杯だったと思います。

そして、そこから3~4年ほど経過したときに離婚をきっかけに人生の見直しをしたわけですが、やはり少し手遅れだった感はあり、45歳という段階で立ち止まって考えていれば良かったとの反省があります。

人生なんて動く歩道(水平型エスカレーター)みたいなもので、自分で立ち止まらないと「疲弊した定年」まで勝手に連れていかれてしまうと思うのです。

なので若い方は「45歳をFIRE(経済的自立)の目標」としながら、逆算して貯蓄や投資などを励みながらも、若いうちは必要なところにお金を使うのが良いと思っています。

その歩道を降りたいと思った時に途中下車や乗り換えの切符が手元にあることの価値をその時に実感すると思います。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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