リタイア前に想定したほど資産が減らない主な理由は「資産運用」によるもので、その背景は株高や円安での評価額微増です。
ですがそれ以外に「些末」なる理由で資産の減りを抑えています。
それはポイントや特典の活用です。
恐らく年間の総支出の5%〜10%程度はポイントや特典での負担にて節約になっていると思います。
今日は僕が使っているポイント・特典について綴りながらその価値について考えます。
ポイントや特典の種類
ポイ活が得意な方からすると僕のレベルはまだ中級者未満かもしれませんが、それでも支出の5%〜10%ぐらいはポイントや特典で賄っていると思います。
全体の生活費については過去に取りまとめましたが、そのなかでの関連するジャンル別に掘り下げます。
旅行関係
旅行関連の支出は全支出の10%になるわけですが、その3分の1程度はポイントや特典でのカバーです。
主な項目についての現状です。
航空券
航空券はJALのマイルを使って購入します。
マイルを使って特典航空券を取得するのではなく、チケットを購入する時にマイルを使って得たJALのポイント(eJALポイント)で充当するのです。
航空券を買う場合にeJALポイントが現金相当の価値(1マイルが1.5円相当)になるのでそれを使うわけです。
サラリーマンの頃の出張等でマイルが貯まったものが原資になっているので、これはいつまでも続く方法ではありません。
例えば国内往復で2~4万円程度で航空券を買う時に、その額がまるまる実質かからないということです。
そのうえで、国内往復したマイルに従って新たにマイルも貰えるので、こうして再生産をしている形です(目減りはしていきますが)。
ホテル
ホテルの宿泊も楽天、じゃらん、一休、Expedia、Agoda、Booking、あるいは公式サイトを使って確保します。
サイトが提供するクーポンを使ったり、やはり旅行も平日などの安い時期に狙っていくので、そもそもが最も安い値段で予約はできていると思います。
そのうえで支払の一部(平均すると2割程度)はポイントや特典などで負担している感じです。
特に外資系ホテルチェーンのポイントも、サラリーマンの頃に貯まったものなので、それもまだ使っています(既に2つは失念してしまい先般、マイルが失効するという失敗をしましたが・・・)。
もともと棚ぼたな方法で得たわけですが、それでも気づいたら失効をしているとかなりダメージが大きいです(リタイアして時間があるのに何やってるんだ!!みたいな感じで)
食費や日用品関係
スーパー等での買い物や飲食費でもポイント等を活用しています。
スーパーの買い物
スーパーではもちろん買い時を狙って安く買い物をしつつも、その購入金額の1割程度は割引やポイントで負担しています。
例えばイオングループの場合、株主としての割引(キャッシュバック)やカードを使った買い物で貯まったイオンのポイントを使うので、安く買い物をしたうえで、さらに1割引き程度にはなっています。
飲食
また、頻繁にコーヒーなどを飲むのですが、スタバは高級すぎて雰囲気も味も両方を求める時以外は、基本、マクドナルドです。
でも、いわゆるバリスタ系のマクドナルドなので、それほど居心地が悪いものではありません。
その際の決済はクーポンを使って更にDポイントで払うという方法です。
Dポイントは、旅行を手配する時にポイントサイト経由で貯めたものをDポイントに交換しているので、それが原資で使いきれずに増え続けます。
また、スタバの場合も何らかの「お返し」で頂いたギフトカードで払うので実はさほど持ち出しはありません。
日用品等
日用品は楽天を使いつつ、楽天より万が一、アマゾンが割安ならば、アマゾンで買います。その場合も「お返し」で頂いたアマゾンギフトカードによるチャージしたお金を使うので、さほど負担はありません。
終わり
以上、「些末」なレベルながらポイントで全支出の5~10%程度はカットできています。
サラリーマンの頃より今はポイント活用を上手にやっていますが、問題は、かける時間と得られるコスト削減のバランスです。
いくらリタイア後に時間が豊富にあるとはいえ、ポイント活用に時間を費やし過ぎるのは本末転倒と思えるからです。
ポイ活のためにリタイアしたわけではないので。
もちろん「ポイ活や株主優待そのものが楽しい」という人には趣味を兼ねて極めるのが良いと思いますが、僕はその時間を投資先の検討に使った方が楽しく感じます。
ただし「面倒だから」とポイ活も投資もせずにいて「お金がない!」と不満を言う人がいたら「なんだかなあ~」と残念に思ってしまいます。
お金がないといいながらすぐにタクシーを使ったりコンビニの買い物も躊躇しない行動と同じように感じます。
そのような人はまずはポイ活から始めれば節約マインドや習慣が培われるので良いかと思います。
↓