毎月の生活費として「支出目標額」を設定しています。
これはリタイア生活で ”やりたいこと” に経済的なブレーキをかけてしまって機会損失になったり、あるいは知らずうちに使い過ぎて支出過多にならないようにするためです。
これをしっかりやることで「リタイア生活が豊かである」と感じるためです。
その支出目標額は2023年のある「支出実験」から算定した数値を使っています。
2024年の上半期の実行模様を把握分析したので、ここで結果を振り返ります。
やりたいことの対象
まず「リタイア後にやりたいこと」について少しイメージを伝えます。
僕の場合それは、国内外の旅行、新しい趣味(主にスポーツ)、飲み会や交際費、習い事(語学学校、料理、写真教室等)、資格取得(船舶一級やほか)、これらに関連した物の購入などです。
なおこれは2023年の「支出実験」において実行したものごとで、今年もおおかたこれに似た支出項目となっています。
何かをやるのにはお金は必要ですし、また一方で時間は有限なので、お金を上手に使い切れるようにバランスを踏まえた「予算額」が大事です。
それを2023年の実験で求め、2024年の上半期から「予算額」として運用しています。
予算額
予算額は自分サイズの「やりたいこと」をやるのに適した額で、一応、〇〇万円/月(公表できずにすいません)を設定しています。
その数値は以下の公式で設定しました。
予算=支出目標値=(基礎生活費)+(ゆとり費=基礎生活費x1.3)です。
2023年に支出にブレーキをかけず「やりたいことに全力で使う」という実験をした結果、家計費の構造が(基礎生活費=43%)+(ゆとり費=57%)となったのです。
基礎生活費は生活水準や環境が変わらなければほぼ一定なので、これを基準にすると基礎生活費の1.3倍をゆとり費として確保することでほどよい「豊かな日々と感じる適正額」となるからです。
これが自分サイズの楽しめる日々を作る原資として2024年の1月から毎月の支出目標額としてなるべくこの額を使う(=豊かな時間をすごせているはず)という運用にしているのです。
ちなみに用語の意味は、
基礎生活費:リタイア生活を過不足なく維持するために必要な支出で、住宅費、食費(スーパー等での買い物)、日用品費、交通費、通信費、水道光熱費、美容服飾医療費、その他(税金等)となります。
こちらが記事です→ 生活費を目いっぱい使う支出実験のまとめ
支出目標の達成状況
この予算(=目標値)に対して実際の2024年1月~6月の支出は以下の通りでした。
毎月のレベルではばらつきがありますが、おおかた、予算は使い切っています。
それだけやるべきこと(やりたいこと)に取り組めているとは思います。
総額ベースでは以下となります。
終わりに
以上、いまの自分の最大限の(体力x探求心)をもって使える金額は実験で求めた数値の通りに落ち着いています。
予算目標に対して98%の支出ができているというのは、ある意味、自分サイズのやりたいことをきちんとやれているとの評価結果として受け取っています。
旅行にしろ習い事にしろ体験型も多いので、それなりに企画し実行しお金を使うのは時間もエネルギーも使います。
体力が落ちると使えるお金も減ってくることになるのでしょう。
いずれにしても「やりくりした結果が家計支出」という結果主義の世界から「やりたいことを予算として具現化しそれをやりきる(=使い切る)を目標にする」というゆるい予算主導主義で進めていて、2024年下半期もこのペースで進めています。
リタイアから2年半、サラリーマン時代のお金を貯めるステージからリタイア生活でのお金を使うステージへと、ようやく家計システムもマインドも転換できた気がします。
ランキングも参加してます。ぜひポチっとしていただけると励みになります。