前回(先月末時点)から急速な円高と株式市場の下落で保有資産が減少しました。
なにしろ資産の半分が外貨建てゆえ影響は大です。
旧来からの資産運用中の資産は評価額を大きく下げています。
ですがこうした円高株安でダメージを受けながらも、今月、資産が増える結果となりました。
それは先月、個人年金保険(終身)の満期分まで支払いを終え、10年確定分の資産を評価計上したからです。
つまり、これまでは積み立て額を計上していましたが、今回は満期分まで支払を終えて受給権利を得たので、その権利分(10年分は途中に死亡しても支払われる)を資産計上したからです。
それを反映した推移を見てみます。
金融資産の推移
リタイアから26か月目、金融資産は104.9%(対リタイア)と前回の104%(過去最高値)よりも0.9%の上昇です。
【2024年7月末時点の金融資産】
対リタイア時比率: 104.9%
対前月比: +0.9%
ドル適用レート: 150.42円/ドル
対前月比: -10.5円/ドル(旧レート: 160.92円/ドル)
ポンド適用レート:193.13円/ポンド
対前月比: +10.31円/ポンド(旧レート:203.44円/ポンド)
【資産増の要因】
上記の外国為替の損益を上回る個人年金保険(終身)の満期分(10年確定分)の資産計上を得たため。
10年確定受給額÷支払額=128% *10年以降も終身で一定額が支払われる
金融資産の構成
2024年7月末時点の資産を構成別にスナップショットしたのが以下です。
通貨別(円グラフ左)
やはり急速な円高によって、
・円建資産は前回の49%から今回は51%に増加、
・欧米通貨は前回の33%から今回は31%に減少、
となりました。
なにしろ1か月で -10円/ドル、ポンド の下落は大きく、いくら外貨建て資産を運用して着々と通貨数を微増させていても、この評価額の減少で帳消しです。
今後、更に円高に進むプレッシャーを受ける中、更なる下落の覚悟をしなければいけません。
資産種別(円グラフ中央)
今度は資産を種類別という切り口です。
安全資産(青色)のうち円建の個人年金保険(終身)の満期を迎えた増加分により「円建年金」の部分が18%から20%に増加しました。
個人年金保険についてはこちらの記事を作成しました。
一方で低リスク資産(橙色;外貨建ての定期や債券や年金保険)が33%から31%に減少です。
リスク別(円グラフ右)
金融資産のうち無リスク資産(元本保証のもの)が73%と大半をしめる状態は変わりません。
終わりに(課題)
今後も円高基調が続き株安と共に資産が減っていくと考えています。
ただ、いくら資産が減ったところで今の生活そのものは影響がないので、いちいち資産額の増減(為替や株価の影響で増減すること)に気を取られることはないと思います。
これは先日も記事に書きましたが、お金にとらわれない理由として、①リタイア後は資産額目標を持っていない、②リタイア後の人生設計に変更は生じない、③リタイア生活での最悪事態の備えがある(代替案等)、を挙げています。
記事はこちらです。
「FIREだ経済的自立だ」といいながらお金の増減にやっきになるのは本末転倒だとし、心の平穏を保てるように今も精進?しています。