昨今の株価下落と円高でリタイア資産がどのぐらい毀損したかを確認しました。
比較したのは①リタイア時点からの下落、②先月末(2024年7月末)からの下落、の2点です。
ちなみに資産構成のうち直接影響がある範囲は下図の通り39%の部分です。
リタイア時点からの下落
僕がリタイア資産を評価する基準値としているのが「リタイア時点(2022年5末時点)の資産額」です。
これに対し月次推移による定点観測をしています。
現時点の資産額はリタイア資産に対し100.02%(*)とほぼ同額に戻ってしまいました。
*2024年7月に満期を迎えて資産に特別計上した個人年金確定分を除いた比較です。
ちなみにリタイア資産はほぼ横ばい(気持ち上昇)ですが、この100%をわずかに切ったのは過去2回(2022年12月末と2023年3月末)です。
現在はこれに続く過去3番目に低い数値となっています。
指標比較
そこでリタイア以降の最低資産額を記録した2022年12月末時点との指標を比較しました。
【2022年12月末】
日経平均:約26,000円
ドル132.57円
ポンド159.66円
【今時点(2024年8月7日)】
日経平均:約35,000円
ドル147円
ポンド187円
この数値差を踏まえると今時点ではもっと株価も為替も含み益があってよいところが、資産額としてはほぼ変わらないことになっています。
つまり、それだけリタイア時点から現預金を取り崩していることになります。
もしこの当時の状況まで株安と円高が進行したら資産額はより大きく毀損することになります。
2024年7月末との比較
次に直近(先月末)時点と比較しました。
すると-1.93%となります。
わずか1週間で金融資産全体の2%近くが下落したわけです。
既に先月末の時点で為替はかなり落ちていたわけですしそこに所有株式の下落分が積み上げられた形となっています。
終わりに
以上の結果から、全体としては先月末から2%弱の資産額が吹っ飛んだだけで、影響は限定的とは思います。
そもそも株式比率が低く、これまで資産増加の恩恵も大きく得てはいない分、下落も少ないというだけの結果とも言えます。
また、僕の毀損シュミレーションでは最悪の事態として、株式や海外不動産は半分に下落(50%減)、為替はドルが90円、ポンドが120円といった最安値を想定内した「最大の毀損値」を出しています。
ここがリスク許容範囲の下限として腹積もりをしています。
こんな下落が起きて欲しくはありませんが、万が一そうなってもやむを得ないというコミットはしています。
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