なぜ、リスクを取って資産家となった友人を素直に喜べるか

2024-09-19

セミリタイア後の心境

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完全リタイア生活に入って大きく変わったことは「人の成功を心底喜べること」です。

先日も友人と食事をしていた時に、リスクを取って資産家となったことを心底喜べました。

同時に「もし自分が完全リタイアをしていなければこういった心境にはなりえなかったかもしれない」と思いました。

今日は完全リタイアと他人の成功を喜べることの相関を綴ります。

完全リタイア前の心境

リタイア前は節約や貯蓄に励みある「資産額目標」を目指していました。

サラリーマンの40代後半に経済的自立は達成しましたが、それでもなぜか目標設定しお金を増やそうとするのです。

何事にも目標を持たせてしまう典型的なサラリーマンマインドのせいだと思います。

その当時の心境は「目標額にまだ〇〇足りない」といった「不足感」がいつもあるわけです。

この感覚を持っていた頃は友人がより多く資産を持っていたり成功していたら恐らく「いいなあ~」と羨ましがっていたはずです。

完全リタイア後の心境

ところが完全リタイア生活に入ると人の資産を羨ましいと思う気持ちはまるで無くなりました。

それは自分自身が目標額をクリアーしたという理由では無いと思います。

アーリーリタイアで資産は取り崩す生活なので「もはや資産は増えることはない」という良い意味での諦めの気持ちと、また、サラリーマンの頃のような「お金を増やす」という欲がないからです。

サラリーマンの頃は目標到達までは「足りない」といった欠乏感を持ちますし「もっとお金が欲しい」と欲を持っています。

それが完全リタイア後は支出ペースもつかめてきて節約したりもせずに大事なことにお金を使い出します。

すると「お金を増やしながら不足感を味わう」というリタイア前の状態から「お金を使いながら正しく使えていることで満足する」というリタイア生活の変化になるのです。

他人の資産に対する評価

更には、他人がどの程度の資産を持っているかといったことについては「それは本人がリスクや苦難を取った結果(リターン)だ」と思うようになります。

それだけ頑張って節約をして貯蓄したり、あるいは人並み以上の投資リスクを取ったからこそ資産はできるものであって、それは本人の努力以外なにものでもないと思うのです。

もちろん「運」の要素もあるかもしれませんがまあ大半は自分のコントロールできることに全力で向かって投資したり貯蓄したりの努力だと思います。

決して「時代が良い」とか「市況が良い」とかいったコントロールできないことに目を向けて「運が良い」なんて思いもしません。

どの時代でもどの市況でも資産を増やす人は増やしているわけです。

なので運を持ち出してとやかく言う話でもないと思うのです。

終わりに

以上は自分自身の感覚であって、これが正しいという理由で取り上げているわけではありません。

誰でも物事には自分なりの解釈があるわけで、それを含めて本人の考え方であり生き方だとは思います。

少なからず友人の成功を「リスクテイクに見合った結果が得られて良かった」と自分のことのように心底喜べることができる自分の心境にばったり出会うと、二倍に嬉しく感じてはきます。

これはFIREをしてお金を使うステージに来て月日が流れて馴染んだからこそ、自然にそう思うようになったのかもしれません。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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