世間でよく「セミリタイア生活とブログの相性は良い!」と言われます。
でもその通説には僕は疑問があります。
これまで1年10か月、毎日1記事ペースで掲載していますが、良いこともあれば悪いこともあるのが自分の感想です。
今日はそんな「リタイア生活とブログの役割」を綴ります。
セミリタイア生活にブログが良い理由
完全リタイアをした僕はたしかに自由時間も多く、ブログ執筆がメリットだと感じることはあります。
その3つを挙げるとしたら、①生活習慣を維持する、②リタイア後の心境や判断の備忘録、③アウトプット、です。
具体的には以下の通りです。
生活習慣を維持する
当たり前ですが、リタイアすると、これまで仕事でパソコンに向かって考えたり企画したりといった多くの時間や反復行動がほとんどなくなります。
もちろん生活習慣としては毎日ジムに行ったり個人メールを確認したりはします。
ですがブログを書くことはそれら習慣とは少し違い仕事に似た頭脳習慣です。
記事のテーマを考え、構成し、文章校正する(ここを省きがちですいません・・)、といったことです。
ブログを毎日書く習慣は簡単な仕事(イヤな仕事ではなく好きな仕事です)を今も続けているようなもので、こうした頭脳的な生活習慣を維持することで、思考を深めたり、ボケ防止になるなど、悪くないとは思います。
リタイア後の心境や判断の備忘録
完全リタイア後の生活はサラリーマンの頃とは180度の違う方向に変えたいと思ってスタートさせました。
それゆえ、会社員時代を振り返ったり、異なることにチャレンジしたりと、新しく何かを始めたり、環境も変われば心境も変化します。
資格取得のチャレンジも「会社員時代はやらなかったこと」を中心に取り組むようになりましたし、投資を断捨離したり、お金を貯めることより使うことにシフトしています。
そんな大きな変化で何をどう感じるかといった感覚や判断背景を残して備忘録とすることができるブログはメリットがあります。
アウトプット
またサラリーマン時代からずっと感じてきた物事を改めて考えて記事にしたり、明文化することで頭の整理になります。
アウトプットを作ることでサラリーマン時代のモヤモヤも自分なりの考えに落とし込んだり、今のリタイア生活で遭遇する社会の問題やら個人的な考えなども整理できるからです。
サラリーマンを振り返えって「仕事とは」から始まり「会社員として洗脳されていたこと」など、客観的に見直したりすることも、新しい生き方を導くのに役立つと感じます。
そんな過去を総括しながら新しいセカンドライフを創るうえで物事を文章にしてアウトプットすることは効果があると思います。
セミリタイア生活にブログが悪い理由
一方でセミリタイア生活にブログを執筆することがマイナスなる理由があります。
それはブログ記事を書くことが「せっかくの自由なる生活のなかで唯一の強制的な縛り」だからです。
これは僕が「ブログをやる以上は1日1記事を書く」とこだわってしまい、どんなに遊びほうけても、体調を崩しても、旅行中でも、記事を書くようにしてきました。
これによって失ったこともあると思います。
本来は「書きたいことを書く」というのが良いとは思いますが、現状、「1日1記事」と自分に言い聞かせてやや義務先行になっている感じです。
もしかしたら近い将来見直すかもしれません。
終わりに
以上、ブログ執筆に関する良い点や悪い点を綴りました。
僕の場合は相性抜群といった単純な結論というより、良い面もあれば悪い面もあるというのが率直な感想です。
ただ、サラリーマンの頃の疲弊しながら頭を使うことに比べれば、ブログ執筆を義務としたところでしれています。
なにより自分のためですからね(またそれが読者様のためになるならなおさら情報発信は悪くない)。
そしてFIREのメリットは「嫌なことをやらなくても良いことだ」とも聞きます。
ですが今あらためて感じるメリットは「自分が好きだと思って始めたことも違ったというのなら、とっとと辞めて次に行けば良い」といった選択と挑戦が無限にできる「自由度」だと思います。
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