FIRE後の生活を豊かにする6つの必要条件

2024-11-22

アーリーリタイア生活 経済的自由・FIRE

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既にFIRE生活を2年以上送る中で、FIRE生活が上手くいくには条件があると少しずつ実感しています。

総じて、経済的な安定だけでなく、精神的な充実や社会的なつながりも大切だとは思います。それを具体的な6つの要素に分けました。

 経済的な安定

② 健康の維持

③ リタイア後の目標や目的

④ 人間関係と社会的つながり

⑤ 精神的な充実

⑥ 自由を活かす能力

今日はこの6つの点について思うところを綴ります。

経済的な安定

リタイア生活を豊かにするうえで経済的な安定性は必須だと感じます。

それは経済的な資産規模が大きくすることとは限りません。

なぜならお金持ちでもお金が不足するのではと不安を抱える人はいます。そもそも経済的な安心感をどこに感じるかは個人差があるわけです。

僕の場合は「お金とほど良い距離を保ち、気にせず放置しても大丈夫と思える状態」が安心感を生んでいます。

それは、お金を増やそうと無理な投資をするより、円や外貨ベースで資産ポートフォリオを広く分散(現預金、債券、株式、不動産等)させ経済情勢の変化へ対応力を持たせることでした。

それが安心感を増やしました。

お金の管理も月1回、金融資産、純資産、資産構成をトラッキングします。そして収支計画(ライフプランと連動)に沿っているか、ずれがないかを確認すれば十分です。

こうした自分なりの安心感を作り終えるまでリタイアから1年以上はかかったと思います。

健康の維持

リタイア前は軽視していたのは「健康」です。でもこれはリタイア後に極めて重要だと認識を変えました。

その理由はリタイア生活は自由時間の過ごし方を自分が決定し行動するからです。

つまり、自分の気持ちの持ちようで自由の活かし方の濃度が変わりますし、それが健康によって左右されるからです。

実際、僕はリタイア後に風邪やらで体調を崩した時は気持ちがめげてしまい、やる気が起きないだけでなく自由であることに不安感もあすました。

体調が悪い時に旅行しても食事してもどこか心底楽しめなくなります。

やはり心身が健康であることが重要で、それがリタイア生活を楽しんだり新たな発見もできたりすることにつながります。

なので健康を損なうと医療費がかかってしまうといったディフェンス的な意味ではなく、リタイア生活を前向きに進める原動力という意味で大事だと思います。

なお、リタイア後はサラリーマン時代より健康力はかなりアップしたと思います。ストレスもなくスポーツ習慣も身に着けたことが大きいと思います。

リタイア後の目標や目的

リタイアをするとそれまでサラリーマンとしての肩書も居場所も無くなります。なのでリタイア後の自分の新しい居場所や存在価値を見失わないことも重要です。

ただ難しいのは、新しい生活での目標をどうするか考えても、サラリーマンの頃の発想は例えば「資格を取る」といったサラリーマン的な視点に留まっていました。

僕の場合は片道切符での完全リタイアだってので、仕事に戻らない前提であったにも関わらず、なぜか仕事に関連するスキルや資格を取ろうという目標をリタイア当初まで持っていました。

リタイア後にようやく発想の転換もできるようになり、改めてリタイア生活を豊かにするスキルや経験が大事だと目標を考え直しました。

その関連記事がこちらです。

リタイア後に「仕事関係の資格取得」を止めた3つの理由

働くステージからリタイアステージに移るのは思考面から生きがい面も大きなシフトが必要です。

人間関係と社会的つながり

孤独への耐性は人によって違いますし、僕も1人でいることが好きなタイプではあります。

ですが、1人でいることを楽しめるのはいつでも会える家族や仲の良い友人とのつながりがあるからであって、そうした自分と他者と過ごす時間をほどよくバランスしているからこそ1人で楽しめると気がつきました。

きっとコミュニケーションが苦手とか誰かといると気を遣うといった負荷の問題で1人でいるほうが良いと思う人もいらっしゃるとは存じます。

ただ人間の本質、誰からも自分の存在が知られず忘れ去れることに少なからず恐怖もあるわけで、深く理解しあう関係でなくても会話を交わせる仲間がいるだけでも違うのではないかとは思います。

精神的な充実

リタイア後は大きな解放感があってリタイアの自由をかみしめるような行動やらイベントをあれこれしましたが、それは極上の贅沢に感じました。

ですがリタイア生活が経過するごとにその解放感は薄れます。

それは悪いことではありません。

解放感やらワクワク感が安定化してくると、リタイア後の自由というのものを解放感ではなく「自分で何でも決められる自由」といった「自己決定権」で感じるようになりました。

そしてサラリーマン時代にはやらなかったことをリタイア後にやりだすと、そこで大きな精神的充実を感じます。なぜならその裏には「自己決定している」という感覚があるからです。

僕自身もリタイア後に幾つかサラリーマンの頃には思いもつかないプロジェクトをやりました。ちなみに去年(2023年)のやったことはこのような内容でした。

2023年も残り53日-年内TODOリスト

2024年にやったこともいずれ書こうと思います。

自由を活かす能力

前述のような精神的充実をもたらすには、やはり「自由を活かすための能力」が必須です。

もちろん、経済面や健康面は重要ですし、自己決定権を持っている状態を喜ばしいと感じる精神性も欠かせません。

ですがこうしたものごとを総合的に活かすのが「自由を活かす能力」です。

それを具体的に因数分解すると、「好奇心、計画性、柔軟性」といった混合バランスだと思います。

サラリーマン生活からリタイア生活へシフトするにもこうした能力は必須ですし、リタイア生活は長丁場なのであらゆる局面でライフプランを再設計するにも、そうした好奇心、計画性、柔軟性は欠かせないからです。

でもこれらはサラリーマンを真面目に長くやれば身につくものでもないということを、やはりFIREを目指す人は認識することが大事だと思います。

終わりに

以上、リタイア生活を豊かに過ごすためには6つの必要条件があって、それは、経済的な安定、②健康の維持、③リタイア後の目標や目的、人間関係と社会的つながり、精神的な充実、自由を活かす能力、としました。

やはり経済的な安定性と心身の健康という基盤があったうえで、人間関係(孤独を避け豊かなつながりを持つ)や精神的充実(内面的な幸福感を大切にする)が必要です。

こうしたものをずっと活かし続けるにも「好奇心、計画性、柔軟性」といった自由を活かす力が必要だと思う次第です。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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