なぜFIRE後は「時間が足りない」となるのか

2024-11-07

アーリーリタイア生活

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FIREの7不思議に「時間が足りない」があります。

FIREをして自分時間が大幅に増えたのに「日々忙しい」と感じてしまうことです。

人によっては「FIREは暇」とも言うので、この時間感覚は個人差が大きいのでしょう。

そこで今日は自分の時間の使い方を分析し、なぜ時間が足りないと感じるかを探ってみました。

完全リタイアで得た時間数

僕の場合は完全リタイアなのでサラリーマンとして費やしていた「週50時間」の全てがリタイア後は「自由時間」になりました。

50時間とは、仕事、通勤(リモートで0になった)、仕事上のつきあいや出張移動で費やす時間(少なくてもこれ以上は仕事関連で費やした)というボトム値です。

ですがこれを日数で割ると1月あたり8.5日(24x8.5)にしかなりません。

案外少ないものだなという印象です。

ということで、この50時間/週の使い方がリタイア後にどうなったのか、それを大きく3つの目的別にして分析しました。

リタイア後の時間の使い方

リタイア後の時間の使い方として3つの区分に分かれるというのは、

①興味のあることに費やす(60%)、

②生活環境を豊かに維持するために費やす(20%)、

③生活環境を安全に維持するために費やす(20%)、

という分類にしました。

それぞれみていきます。

興味あることに費やす・・60%

60%の時間は「興味あること」に費やしています。

それは趣味やら好奇心ある事柄を追いかける活動です。

主には旅行(月1回以上の頻度)の関連が比重が多く、そこには旅行の事前の調べものから予約調整なども相当の時間を使います。

また興味あるジャンルは習い事やYouTube鑑賞でやっています。

語学教室や調理教室に通ったり、浅く広くジャンル(歴史・文化・科学・宗教・経済など)で興味あるテーマを掘り下げたりしています。

友人との飲み会や食べ歩きなどもしたり、今年に入ってからは遊び予算を作って投資的なこと(遊びビジネス)もしています。

この活動の結果として得るのは「わくわく」や「楽しい」といった体験や感動です。

この閉塞感ある今の日本で恥ずかしげもこういう事を言うのは、それなりに人生を楽しむスキル(仕事スキルではない)というのは割と仕事と同じぐらいに生きていくうえでは大事なスキルで意識して作らないと誰かが勝手に自分を楽しませてくれるものでもないと思うからです。

生活環境を豊かに維持することに費やす・・20%

20%の時間は「生活環境を豊かに維持する」ために費やしています。

自分が過ごす日々をサラリーマンの頃のような雑味で覆うのではなくて豊かだなと感じるようにすることです。

でもそれは基本的な生活力のことかもしれなくて、例えば、料理や掃除、断捨離で不要なものを捨てて居心地よい空間を作るなど、生活環境を良くする工夫です。

もちろんサラリーマンの頃もこうした時間は取っていましたが、リタイア後はこの時間が増えた(量)り、やり方が丁寧になった(質)りしたことが違います。

料理は凝ったことを多少するようになったり、掃除はいろいろ調べて丁寧にしたり(カビ取りでラップを使って閉じ込めたりとか)、サラリーマンの頃とはやり方が違ってきています。

また、片づけについても、散らかった資料を片付けたり捨てたりといった発生対処だけでなく、資料をスキャナーで読み取ってデジタル化したりフォルダーを整理したりなどの「重要だが緊急でもない」といってずっと放置していたこともやるようになったからです。

生活環境を安全に維持するために費やす・・20%

そして残る20%の時間は「生活環境を安全に維持する」ために費やしています。

安全とは今の生活に不安が無いように対処したり今後数十年は安定的に不安がない状態を維持する投資です。

前述の「興味あること」は精神的なリフレッシュとなりストレスを寄せ付けない効果はありますが、ここではより直接的な効果を狙ったものです。

例えば、体の健康維持としては「健康維持のために毎日ジムに行く」や「健康診断、血液検査、体成分析」などだったり、経済的な安全維持として資産分析や定点観測、最適な資産運用をリバランスしていく活動です。

これらもサラリーマンの頃に比べると時間の使い方として質も量も増やしています。

終わりに

以上、FIREの7不思議である「時間が足りない」については、僕の場合は大きく3つの分野での「量と質」ともに以前より時間を費やしていて、それは、①興味のあることに費やす(60%)、②生活環境を豊かに維持するために費やす(20%)、③生活環境を安全に維持するために費やす(20%)、というものです。

結局、これを大きく括れば、リタイア後は、

・健康や体力維持という「体」と、

・経済的な安全性を維持する「お金」と、

こうしたライフスタイルの「インフラ」となる安全性を保ったうえで、

・興味あることに時間を使ってわくわくしたいといった「心」、

を整備することで、やはり仕事で苦痛な時間よりもわくわくした時間や時に刺激ある時間を過ごせば濃度はより濃くなって「忙しい(=他にもやりたいことがある)」と感じるのだと思います。

サラリーマンの頃のような「せわしさ」とは違ったものでプレッシャーも向上心のような急き立てられることはなくて、ごく自然に心地良さの回転率を上げるような忙しさではあります。

せめて残り人生の時間をこうした使い方をしないと長く働きすぎた僕にとって人生トータルでバランスが取れなくなってしまいます。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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