VR(仮想現実)の進化によってFIRE生活を田舎や地方都市で送る人が増えると思います。
VRとは「仮想現実(Virtual Reality)」のことで、現在は専用ゴーグルで人間の視界を覆う360°の映像を映すことでその空間にいるような疑似体験を得られる技術です。
ゲームや映画ではVRがすでに使われていますし、今後は自宅にいながら世界を冒険したり、スポーツや音楽イベントに参加する感覚を味わえます。
そうした将来が来れば、よりコストのかからない居住地(地方都市や田舎等)に住みながらFIRE生活を不便なく送る人も増えてくると思います。
今回、第3回のFIREの未来予想図は「地方移住FIREが人気」を綴りたいと思います。
地方でのびのび生活する魅力
僕が地方に住みたいと感じたことは人生で2回あります。最初はサラリーマンをしていた頃、子供が小学生となり一緒にスポーツをして遊ぶようになった時です。
都会のちょっとした公園では野球をするにも子供でさえ全力ではなく加減してバッティングしていました。自分が子供の頃は田舎に住んでいたので、空き地で思いっきりバットを振ってボールが思った以上の遠くにまで飛ぶことを感動したことがあります。
スポーツに限らず田舎で自然に触れて遊んだりという事も含め、子供時代に自然のなかで過ごさせて感性が豊かになって欲しいと思ったりしたのです。
そして2回目はリタイア前後です。
FIREを考える中で「もう忙しい都会生活よりもゆったり田舎で暮らしたい」と思ったのです。
都会を捨てられない理由
とはいえ都会を捨てることが難しかったりします。
子供が小さい頃はやはり通勤やら自分の仕事の機会を考えると、どうしても田舎にて定住生活を送ることを判断できませんでした。
そしてリタイアともなると田舎生活でのFIREは、①娯楽が少ない、②何をするにも車での生活は面倒、③医療体制やらも不安、といったことが持ち上がります。
結果、都会で生活しながら田舎は旅行で巡るといった形に行きついています。
VRが田舎生活を変える
こうしたハードルはVRが進展すると解決されてきます。
VRによって自宅がそのままバーチャルオフィス空間となればどこに住んでいても仕事ができるわけです。
バーチャルオフィスというのは、つまり会議をしたりホワイトボードで議論したり、あるいは周辺の人の顔が見える状態で仕事をする環境のことで、これは「コラボレーション」というずっと以前からあるコンセプトです。
将来、仕事の仕方もセミリタイアのようになり、こうしたVR空間で田舎の自宅で仕事をすれば、子供たちは十分に田舎生活を体験できるわけです。
あるいは高齢者となってリタイア生活を田舎で送るにも、リモートでの医療診断(体のコンディションを測定するデバイスを体につけてリモートから健康状態を見ることから診察することまで)もできたり、医薬品が必要ならばドローンが定期配達だってしてくれる日がいつか来るわけです。
そんなバーチャル空間や自動化技術で作られる将来は、都会にいなければならない理由としてあげた3点は、
①娯楽が少ない→娯楽はVRで楽しめる
②何をするにも車での生活は面倒→ドローンなどでの配達
③医療体制やらも不安→遠隔診断等
といったことで代替できそうに思えます。
終わりに
VR技術は、私たちの働き方や生活のあり方を大きく変え、地方に住みながらも都市と同じような利便性と豊かな体験を得られる環境を提供する可能性があると思います。
地方移住はコストを抑えつつも豊かな生活を追求する理想的な選択肢となって「地方だからこそできる新しい暮らし」が広がると思います。
なので「VR&FIRE+地方移住」の組み合わせは、未来の生活スタイルの新たなスタンダードとなるという未来予想図を思い浮かべた次第です。
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