2024年末の自分の「2024年10大ニュース」を思い出そうとしたのですが、驚くほど何も思いつきません。
いつ、何を達成したのか、それがまるで空白です。
その理由は「今を楽しむ」をやり過ぎたからです。
「今を楽しむことが大事だ」というリタイア生活の思考はサラリーマン思考とは対極です。
サラリーマンの頃は「目標を設定し今をダラダラせず有益に過ごす」という目標縛りの状態でしたが、リタイア後は純粋に「その時その時の感覚や好きなことを重視する」という思考習慣に変化させました。
そんな極端なサラリーマン習慣を断捨離した弊害だと思います。
今日はこの行き過ぎた「今を楽しむ」の功罪を綴ります。
2023年末の僕の8大ニュースは目標が多い
去年の今頃「2023年末の8大ニュース」という記事を書きました。
その8つは以下の通りです。
6位:目標を持たない緩い生き方にシフト・・②
5位:健康習慣の定着・・②
4位:家系図作り(自分の居場所)・・①
3位:四国88箇所巡礼(恩返し)・・①
2位:真の自由人の模索・・②
1位:家族ハワイ旅行(恩返し)・・①
このリストから「目標」として掲げていて取り組んだもの(①)、目標という明確なものはなく「現状改善や改革」として取り組んでいるもの(②)に分かれます。
すると5つは目標(①)で残り3つが現状改善(②)という、つまりは「目標主体で過ごす1年だった」と思います。
そうした目標設定があったゆえ、達成したこととして頭に鮮明に残っているのだと思います。
2024年の8大ニュースは?
そして今年も8大ニュースとしてなぞってみようと考えましたが、ちょっと短時間ではでてきません。
明日の記事に中身は書くとして、今時点で気づいた大事なことは「2024年は目標を持つことをますます否定し、その時その時の感情や興味の赴くままに「今を楽しむ」という方向へ舵を切った結果です。
なので「今」を過ごしている時は良いけど後から振り返ると「思い出せない」状態になっているのでしょう。
ここから得られたことも失ったものもあります。
ちなみにこの今を楽しむという考え方は別の切り口で説明すると「プロセスと結果のどちらを重視するか」というものに近いのかもしれません。それを会社員時代とリタイア後で比較したのが今年の初めの記事です。
目標のない生き方でのメリット・デメリット
そこで、目標のない生き方のメリット・デメリットを考えました。メリット
プレッシャーからの解放:目標に縛られない生活は毎日を自然体で過ごす自由をもたらしました。肩の力を抜いて日々、やりたいことに目を向ける余裕ができました。
瞬間を味わう喜び:「今」を基準に生きることで、「目標のために今を犠牲にする」という感覚から解放されて心が軽くなったのか、何気ない食事や友人との会話に対する感受性が豊かになった気がします。
デメリット
目標がない生き方で失ったものもあります。
振り返りの物足りなさ:ベンチマークとなる目標がなかったため、どの出来事も記憶に強く残らず、淡々と過ぎ去った1年のように感じます。目標があることで得られる達成感や、自己成長の実感がないと年末の振り返りが味気なくなるという現実に直面します。
「今を楽しむ」生き方の功罪とは?
「今を楽しむ」ことは心の平穏をもたらしてくれました。
ですが一方で、目標がないことは振り返りや達成感の欠如につながった1年だと思います。
この生き方(今を全力で楽しむ)にも功罪があると今回の経験を通じて実感しました。
なので来年はこの2つの生き方のバランスを取ることを意識したいと思います。
それは「大きな目標を設定しながらも、その達成を急がず、日々の瞬間を大切にする生き方・・」というなんとも微妙な「かじ取り」にはなりますが。
終わりに
以上、2024年の「今を楽しむ」から来年は「目標に向かいながら今を楽しむ」という方向にバランスを取っていこうという前提で考えています。
それは「計画と自由」、「達成感と瞬間の喜び」の両方を兼ね備えた1年を作ることで、それが2024年の教訓だったと振り返りました。
ちなみに皆さんは「今を楽しむ」と「目標に向かう」のどちらを大切にしていますか?
ぜひ、新たな年を迎えるにむけ、この2つのバランスについて考えてみると良いと思います!
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