2024年も残りわずかとなり今年の10大ニュースを思い出しています。
先日の記事に書いた通り今年は何を達成したか覚えていない特異な状況です。
なぜなら当初から「目標を持ってそれに縛られるより、今の気持ちややりたいことを大事にして過ごす」をやった結果、これぞといった目標の達成感を得ることもなく、1年間も時間の境目がなく連続的に過ぎた気がします。
これは記事に書いた通りです。
とはいえ10大ニュース(実際に絞りだすと6つ)を綴ってみます。
6位:心の余裕が増大(=目標のない緩い生き方)
2024年はあえて目標を持たない緩い生き方を実践しました。
それはサラリーマン的な「目標を掲げそれに向かって過ごすことで時間が有益となる」とは対極なるものです。
そうしたサラリーマン習慣を断捨離したメリットは3つあります。
目標に縛られない=自由を守れる、その結果として考え方や行動が広がる、そして新たな夢ややりたいことができる、というものです。
このように目標に縛られたり持たないことで「目標を達成した」という思い出が希薄となってしまいました(思い出せば以下の5つも出てはきますが)。
心の余裕を得ていた1年だったと言えます。
5位:家系図作り(自分の居場所)
FIRE後に想定していなかった新しい展開の1つが家系図作りです。
今の自分がここにいるのは先祖がいたからであって、そんな先祖について興味を持ったというものです。
戸籍を遡って取り寄せて家系図を作っていたわけですが、2024年は家紋を調べたり、先祖の住んでいた場所をGOOGLEマップでみたり、その時代背景の街の様子や文化を調べました。
当時の先祖がどういった生活をしていたかを知って意識してあげたいと思ったのです。
また、「自分の運命は先祖の誰かの運命と似たものを辿る」といった宿命論的な考えもあるようで、僕と近い生き方をしたのは先祖の誰かなども調べたりしていました。
家族の1つ1つをみると、男に恵まれる、女に恵まれる、早死にする、長生きする、・・そうしたサイクルやらがあって紐解きながら、先祖への感謝をしました。
2025年はそうした「故郷」を巡る旅行を企画しています。
4位:四国88箇所巡礼(お遍路)の完遂
父親の遺留品に四国88箇所巡礼(お遍路)の納経帳や掛け軸がありました。
お遍路とは、真言宗を開祖した弘法大師(空海)が修行した88箇所の霊場(四国4県全行程約1,400km)をたどる巡礼です。
納経帳や掛け軸は半分が空白だったので父親の意思を継いで2023年から巡礼旅行をしています。
リタイア後のやることリスト;四国88か所巡業旅行の本当の目的
2023年は「短時間で全てを埋める」と効率性を重視していたのですが、途中、これに疑問をもち、2024年は残り数か所をじっくり周り真言宗の教えやお寺を学びながら旅行しました。
最後となる和歌山の高野山は8月に訪問し「満願、おめでとうございます」とお寺の方の言葉を受けた時はとても感動しました。
ちなみに教えにある「空」(カラという意味ではなく邪心を抱かない悟りの境地)は、どこかFIRE生活で求めている「平穏な日々」に通じる考え方だとも思ったりしました。
3位:自由投資予算で空き家リノベ再生中
リタイア以降は「お金を使う」をテーマにしてきました。
2023年はお金をめいっぱい「習い事、趣味、旅行に使うとリタイア生活が豊かに感じるかのでは」との仮説で実験をしました。
2024年は進化版として「支出」より「投資的」にお金を使う実験として「あれこれ自由投資予算」を組みました。
これは「お金を使って刺激を得てみよう」と始めたもので、そのプロジェクトの1つが「空き家をリノベで再生する」というものです。
購入したのは海まで数百メートルの高台に建つ知り合いの空き家で、老朽化やシロアリ被害でやや傷んでおりこれをDIYで再建しながら付加価値をつけようと取り組んでいます。
遊び心で挑戦!FIRE資金の自由投資実験録
2位:親孝行から旧友との交流
リタイア以降、親孝行やお世話になった人への恩返しは大きな目標の1つでした。
既に2023年に母親を最後の海外旅行(ハワイ)に連れていったことで大きな親孝行を終えています。
2024年は少し悲しいことですが認知症がやや進んだ母親をシニアの集まりに参加するよう段取りを組んだり、ランチに連れていくなど小さな親孝行の連続でした。
一方で、2024年に実行できたものが「日本あちこちに散らばっている旧友に会いに出かける」です。
旧友に久しぶりに会ったりすると改めて時の流れも痛感しますが、変わらないものもあるのだと安心もしました。
リタイア後は「いつ、どこで、だれと、何をする」を自由自在に操れる自己決定権があるわけで、それを上手に使って動けたと思う次第です。
1位:健康習慣の定着と感謝
そして2024年の1位と思えるのが「健康習慣の定着と感謝」です。
なぜなら健康であることがアーリーリタイアをより良く過ごすのに欠かせないと思うからです。
アーリーリタイアの醍醐味は「アーリーリタイアをした若さがゆえにきることを目一杯やる」というものです。
ですがアーリーリタイアをしていくらお金や時間の余裕があっても健康が欠けてしまったら何もできません。
おそらく上記の2~5位のものごとも、健康なくしては得られないと思います。
これまで通り、健康習慣としてジムで毎日5キロ走ったり週3日の休肝日なども継続し、そして眠い時に寝るも実践中です。
アーリーリタイアの賞味期限は65歳の定年までなので、健康の重要性を改めて認識した今年は「健康習慣の定着と感謝」として1位にした次第です。
終わりに
2024年は目標をもたずに緩い過ごし方をするなかで、結果として、いろいろと想定していない取り組みが広がりました。
2025年は目標を緩く持ちながらもそれに縛られない自由度を保つ、そんな過ごし方をしようと考えています。
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