2024年も残り10日となりました。
今年、僕が挑戦すると宣言した「あれくれ自由投資実験」の進捗を報告します。
この実験の取り組みの一つが「空き家をリノベして再生する」というプロジェクトです。
2023年の挑戦と2024年の変化
2023年は「お金をとことん使う実験」を行いました。
その仮説は「支出にブレーキをかけず ”やりたいこと” をやり尽くせばリタイア生活は豊かと感じるはずだ」というもので、実際にブレーキをかけないと幾らの支出になるのか、どのような満足感を得られるかを体感実験しました。
旅行、習い事、趣味など、サラリーマン時代には時間不足で手を出せなかったことを存分に楽しんでみたのです。これはこれで有益でした。
こうしてすっかりブレーキをかけない自由なる日々が当たり前のアーリーリタイア生活が定着したのですが「どこか日々が物足りない」となってきました。
この心情は2023年末あたりから時々記事で書いています。
そして2024年2月、こうした「支出系」から「投資系」へと実験を切り替えて「刺激を得てみようと」始めたのが「あれこれ自由投資予算」です。
その時から遊び心を持って複数のプロジェクトに挑戦開始しました。
「あれくれ自由投資実験」の概要
この新たな「あれこれ自由投資予算」を使った実験の仮説は、
「遊び心をもって投資や起業に資金を投じ、プロセスや結果を楽しむことで刺激的なセカンドライフになるはずだ」
というものです。
ポイントとしているのは、
- 余裕資金から自由投資予算を割り当てる(失っても痛手はない)
- サラリーマン時代のように「お金を増やすための投資」ではない
- リタイア後の今だからこそ持てる「遊び心」を大事にする
としてサラリーマン期(資産形成期)ではできない「リタイア期ならではのスタンス」で取り組もうとしました。
その2024年2月の記事がこちらです。
この考え方に基づいて立ち上げたプロジェクトの1つが「空き家の資産価値向上プロジェクト」です。
空き屋の資産価値向上プロジェクト
僕が取り組んでいるのは千葉房総のオーシャンビュー物件のリノベーションです。
海まで数百メートルの高台に建つ、セカンドハウスとして使われていた空き家を購入し、それに付加価値をつけようとしています。
この物件の元オーナーは僕がお世話になった釣り好きの方です。
南房総の温暖な地域で週末を満喫するためにセカンドハウスとして使っていました。
ですが高齢による終活の一環で売却を決断されたのです。
ところが不動産会社から物件の不具合を指摘され、相場より安い値段で市場に出されそうになっていました。
お世話になった方なので、恩返しとして僕が買い取らせていただきました。
空き屋の問題点
この戸建て物件は実は問題を抱えていました。
シロアリ被害:補修が必要です
老朽化:内装もかなりボロボロです
制約:再建築不可物件です
眺望を阻む庭木:高台にあるのに庭木がオーシャンビューを遮っています
でも手を加えればきっと素晴らしい物件に復活できると信じています。
資産価値向上の真意
通常、空き家のリノベを「投資目線」でやる場合の目的は「利益追求」です。
なるべく安く買いたたきそれを高値で売り抜ける。それが鉄則です。
しかし今回は異なる視点で取り組んでいます。
具体的には、
思い入れのある物件を守る
知り合いの元オーナーが大切にしていた物件を安く買い叩かれるのは忍びなく、少し高めの価格で購入しました。
潜在的な魅力を引き出す
眺望を活かし、非日常的なリゾート空間へリノベすることで、物件の価値を最大限に引き出します。
DIY初挑戦
僕にとって新しい挑戦としてDIYに取り組むことにしました。
再生の喜びを共有
元オーナーにも「こんな風になるのか」と再生を喜んでもらい、さらに買い手にも満足してもらう、そんなWIN-WINの価値創造を目指しています。
プロセスを楽しみながら、結果として経済メリットを得られるならば、なおさら素晴らしいというものです。
自分の弱点に挑む・・・
ただ僕には経験が無い挑戦も混在しています。
全体としては、
・不動産売買や法的規制 →経験豊富
・空間デザイン →海を感じる非日常空間デザインはイメージつきます
・売買マーケティング →釣り好き、サーフィン好きのターゲット層ニーズは十分に理解
・DIY→完全に不得手(*小学生の頃、図工は最低最悪で5段階の2だったこともあり!)
というものです。
終わりに
以上が自由投資予算での実験として取り組んでいる現状です。
なお、リノベーションは自分でやったことはなく本当に不安です。
床を開けたら虫が出てこないか、植木を掘り起こしたら変なイモムシの大群がうじゃうじゃいないか、などもちょっぴり恐怖です・・。
こうしたDIY経験もないプロジェクトは「学習」も「挑戦」も必要で、不安だらけのプロジェクトをやるヒヤヒヤ感がありますが、これはリタイア後の今だからこそ楽しめるものだとも思っています。
「あれくれ実験」・・それはリタイアして時間も自由もある今だからこそ心に余裕をもってあれくれ案件に挑戦できる、そんなサラリーマンの資産形成期にはやることはない「新しい冒険」と捉えています。
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