FIRE後の時間の使い方を目的によって区分しました。
その区分は4つあって「幸福の時間」「投資の時間」「役割の時間」「浪費の時間」です。
概してサラリーマン時代は仕事に費やす「役割の時間」が大半でしたがそれがFIRE後は自分のやりたいことに費やす「幸福の時間」が大半を占めます。
一方、FIRE前後に関わらず無意識にYOUTUBEを見たりする「浪費の時間」も、あるいは、何か目的のために努力する「投資の時間」もある程度の比率を占めて存在します。
今日はそうしたFIRE前後での時間の使い方を目的別に分析したことを綴ります。
考え方のソースはこちらです。
「時間がないと悩む人」は単純なコツを知らない どういう時間を過ごしているかまずは「見える化」
FIRE前後の時間の使い方
まず、FIRE前後での可処分時間を円グラフにしてみました。
特徴としては、
①サラリーマン時代は仕事という「役割の時間」が70%を占めていたが、リタイア後は自分のやりたいことや喜びを得るために費やす「幸福の時間」が65%(サラリーマン時代は15%)と大幅続伸である
→これがFIREのメリットでありリタイア生活の醍醐味だと感じる
②リタイア前後とも、目的なくYOUTUBEを見てダラダラと過ごす「浪費の時間」は5%程度は変わらず存在する
→ある種、日々の余裕や切替(朝起きてから起きだすまで、食後にゆっくりする切替等)で欠かせないと感じている、
③何かの目的のために努力する「投資の時間」もしっかり割いていてリタイア前の10%からリタイア後は15%と増えた
FIRE前後の時間の質的変化
なお、比率面での変化として現れない「質的変化」を感じており、特にそれは「役割の時間」と「投資の時間」にあります。
役割りの時間
リタイア前の「役割の時間」は仕事でした。
それがリタイア後は親孝行や子供との時間、お世話になった方への恩返しなど「自分が半ばやるべき義務感」と認識しながらも、やりたい、やらずにはいられない、と自分が自らやっているものです。
なので、生活をしていくために仕事をしたり、社会のレールから外れないために仕事をするような、社会の当たり前に従ってやっていた「役割の時間」とは質的な違いは大きいものだと感じます。
投資の時間
また「投資の時間」にも同じことが言えます。
サラリーマン時代は仕事に関連したスキルアップなどの自己啓発であり自己投資が投資の時間であり、またお金を増やすという金融投資もありました。
それがリタイア後は仕事ではなく「生活を豊かにする投資」へと変わります。
それは料理教室に通ったり語学教室(旅行で使う)に通う時間などへの投資です。
やはり「リタイア生活を豊かにする」という「幸福の時間」に直結していくものであり、サラリーマンの頃と違ってリタイア後の投資の時間は質的に変化があるといえます。
FIRE前の時間についての所感
以上の通り、4つの分類で時間配分をみてきたわけですが、やはりFIREを達成するまでは誰もが仕事を通じて収入を得る時間(役割)を必須にしていますし、その合間を縫って投資の時間を持つことをしていると思います。
よって「幸福の時間」は残念ながら大きく削られているのではと思います。
僕の場合、仕事という役割の時間をなるべくやりがいのある時間にして抵抗してきたわけで、仕事でも「幸福の時間」は含まれていました。
それと同じく、FIREを目指す人も「節約を趣味にしている」とか「投資も楽しい」というのであれば、その時間も「幸福の時間」は含まれているとも思います。
FIRE後の時間についての所感
僕の場合はリタイア後の「幸福の時間」は、リタイア前とさほど内容は変わらず旅行や趣味に費やす時間です。それ自体が65%に増えたことはまず嬉しいことです。
また「投資の時間」もそうしたリタイア生活の幸福をもたらすと感じていて、前述の料理を習ってバリエーションが増えれば日々の生活を豊かに過ごせますが、同様に、例えばジムに行く「健康への投資」という時間も心身とも前向きになれる幸福感の基盤となっています。
そして、「浪費の時間」であってもふと見たYOUTUBEをヒントに新しい楽しみを見い出せばそれが「幸福の時間」を増やすことに繋がります。
終わりに
以上、時間の区分を「幸福の時間」「投資の時間」「役割の時間」「浪費の時間」の4つに分けてその配分によってFIRE前後での違いを綴りました。
その区分をする狙いは正確な配分を求めることではなく、4つの違いや比率をみながらも「いかに投資時間、浪費時間、役割時間を幸福時間へ変換していくかが大事なのだと思います。
いわばそれが「生活の質(QoL)を上げる姿勢」とも思えます。
そして「FIRE10年後、幸せの時間が90%になっているのだろうか?」なんてことも考えたりして引き続き時間の有効活用に取り組もうと思っています。
こうした時間配分という材料から皆さまの何か発見につながれば幸いです。
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