「FIRE後は思ったよりお金がかからない」という感想を多くの人が口にします。
僕自身も実際にFIRE生活をしてみて、その通りだと実感しています。
どうしてそんな現象が起こるのでしょうか?
今回はその理由について掘り下げてみたいと思います。
仕事関連の見えない支出が減る
FIRE後は仕事に関連する支出が全てなくなりました。
これには以下のような項目が含まれます。
被服費:スーツ、靴、シャツ、ネクタイなどの衣料品の購入。
交際費:仕事関係での公式な飲み会(多くの場合自己負担)。
贅沢費:仕事のストレス発散のために外食や飲みに行く出費。
教育費:自己研鑽や資格取得などにかかる費用。
もちろん、仕事をしていた頃も節約は意識していました。
例えば、通勤にかかるコストは会社負担でしたし、ビジネスカジュアルの服は自分で洗濯してクリーニング代を節約する工夫もしていました。また、ランチも外食を控え弁当を持参することもありました。
しかし、FIRE後はこうした仕事に関連する支出が完全になくなったことで、その負担が大幅に減ったと感じます。
時間的自由による各種節約
FIRE達成後の大きなメリットである「時間的自由」は、自然と支出を減らす助けになります。
その具体例をいくつか挙げてみます。
食費の節約
僕の場合、スーパーマーケットでの買い物は、割引が始まる夜の20時以降に行っています。
この時間帯には、スーパーが売れ残りを防ぐために商品を20%から50%ほど値引きすることが多いです。
そのため、新鮮な魚介類やお肉を安く購入し、まとめて買って冷凍保存することで出費を大幅に抑えています。
旅費の節約
もう一つ大きな節約ポイントは旅費です。働いている頃は世間の繁忙期に合わせて旅行をするしかありませんでしたが、FIRE後は時間的自由があるため、平日やオフシーズンの安い時期に旅行を楽しむことができます。
旅行好きの僕にとって、繁忙期を避けて空いた時期に快適に旅をするのは、単にコストを抑えるだけでなく、混雑のない静かな旅行を楽しめる大きなメリットだと感じています。
終わりに
以上の通り、仕事関連の支出と時間的自由による節約が、僕においてはFIRE後の生活費を抑え「安上がりだ」と感じる理由です。
特に、仕事関連の支出は「必要経費だ」と思っていましたが、振り返ると「浪費」に過ぎなかったと気づかされました。仕事のストレスや解放感で使うお金は今のストレスの無いFIRE生活からは異質に感じます。
一方、FIRE後の時間的自由は、旅行や生活スタイルを柔軟に調整する余地を与えてくれます。これによりコストを抑えながら、より豊かな生活を実現することができるわけです。
そんな土台をFIREは提供するので「FIREは安上がり」というよりも「FIREはお金を有効活用をもたらす」というものだと思います。
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