リタイア生活は「旅行」との相性が抜群です。
繁忙期を避けた旅程を組めば、混むこともなくコスパの良い旅行ができますし、「旅行が終わったら仕事に戻らないと」なんて圧もなく心底楽しめます。
ただこれはリタイア(時間的余裕や柔軟性)がもたらす物理的・経済的・精神的な環境恩恵でしかありません。
なのでアーリーリタイア後はより積極的に旅を楽しくしようと取り組んでいますがやはり「旅の楽しみは奥が深い」と思います。
今回はそんなリタイア後に旅行の楽しみをレベルアップする方法として模索していることを綴ります。
旅行の目的
旅を楽しむには目的をはっきりさせることが重要だと思っています。
そこで僕は目的を以下の4つに分けています。
- 観光: 有名な観光地や絶景スポットに行く
- 体験: 現地の文化やアクティビティをする
- 憩い:温泉やビーチリゾートで心身を癒す
- 学び: 歴史的建造物や博物館などを巡る
目的に惑わされるリスク
ただ、旅行は目的が大事とはいえ本来の「旅行を楽しむ」という本質を忘れがちだと思います。
良くある例が「旅行」というと多くの観光地を短時間で沢山周ることをして「観光した気になる」というものです。
その時は「今日はあれも観たこれも観た・・」と感動しますが、後から思い返してもどの記憶がどこのものか混乱していたりで、案外何も残っていないこともあります。
目的とテーマを組み合わせる
ということで、旅行での感動を高めて思い出としてしっかり残そうとするために行きついたのは「旅の目的に合わせてテーマを持つ」ということです。
これまで僕がブログ記事で触れた旅行を用いて実例で紹介します。
観光地を多く行くパターンの時
例えば以前、四国旅行で「四国88箇所霊場をいかに効率的にまわって納経帳を完成させるか」というテーマで四国を数回に分けて旅行し完成させた記事を書きました。
まさに観光地を多く周るというノリに近くその時は「如何に効率的にまわって最短で納経帳を完成させるか」と、なかばゲーム的なテーマで事前にルートを検討し移動計画などを立てました。
それはそれで楽しかったのですが、旅の途中に気が付いたことがあります。
あちこちのお寺でお経を唱えている人もいてそもそも「真言宗」やら「大乗仏教・小乗仏教」なんて時代背景も気になり興味を持ちだしたりしました。
また自分もお寺で拝むときの祈願内容がリタイア後に変化したと気がつきました。
現役時代は「仕事が上手くいきますように」といったような将来願望でしたが、リタイア後は「今こうして健康に過ごせ感謝します」といった感謝表明などに変わっていました。
ということで、お寺という観光地を巡りながら宗教という学びや自分の心境の気づきなど、「観光+学び(宗教)」として「空海がxxした場所で自分も瞑想?(迷走)する」といったテーマや「お寺と紅葉がベストなシーンを撮影する」などのテーマで時間をかけて周るようにしました。
絶景ポイントに行くパターンの時
絶景ポイントもテーマを持って訪れたりします。
当ブログで触れたのは石垣島でレンタカーをして「秘境なるビーチ探し」というテーマ旅です。オチは「秘境はなくどのビーチにも必ず(日本人ではなく)ドイツ人やフランス人観光客が寝そべってる」でしたが・・。
また島で「絶景カフェ巡り」をテーマにあちこち周り、その次の機会はテーマが発展し「自分が用地を買ってカフェを開くならどこがいいか」と投資目線で良い場所を探したり既存カフェと差異化する方法を考えたりもしました。
これらは少し書いています。
ブログに書いていないテーマ
また他にもテーマジャンルはいろいろあります。
体験: 現地の文化やアクティビティをするの関連
現地で料理教室に入ったり「地酒と食」の組み合わせに関心持ってその食材を買って自宅で再現したりもしています。
全国展開していない「酒蔵巡り」でお酒を見つけるのも楽しかったりします。
憩い:温泉やビーチリゾートで心身を癒すの関連
例えばビーチリゾートのホテルに滞在するものウダウダ過ごすよりテーマを持たせています。
先般は欧米系のホテルサービスの違いを体感しようと、1泊ずつ泊まりながらの比較です。
クラブラウンジ付きの良い部屋にすればホテル側も力を入れてサービスをするので違いがわかりやすく出ます。
ノボテル(フランス系だがちょっとポップ)、ハイアットリージェンシー(米系だがなぜか重厚)、インターコンチネンタル(デザインなどに凝ってコンテンポラリーな)など連泊し「どこがベストか」なんてテーマで「憩い+体験」ということをやったりしました。
旅行サイトを上手に使って閑散期に連泊すればそこそこ安く滞在できます。
終わりに
やはり旅には目的とテーマを持たせると楽しいと思います。
それは観光+学び、体験+学び、憩い+体験、など目的を組み合わせテーマを持たせると随分と楽しくなるものです。
もちろん、目的だテーマだ言わず、大学時代のバックパッキング旅行のようなホテルも決めない放浪旅も楽しいとは思いますがさすがに今の年齢と耐性ではできません。*ただ、車やキャンピングカーで「富士山を360度見尽くして絶景NO1を決める」ならできるかもしれませんが
やはりリタイア後ならではの旅の楽しみは、旅行中に仕事のことが気になって集中できないこともなく、自由自在にテーマを考えてあちこち旅行するに限ると、まだレベルアップの道半ばですが、この方向で進めています。
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