新年あけましておめでとうございます。
アーリーリタイアから3回目の新年を無事に迎えることができました。
大学生に例えると今の自分はリタイア3年生で、次の春から4年生になるわけです。
この時期は就職先の進路決定や卒論テーマの選定など、大きな方向性を定める大事なタイミングです。
そこでリタイア生活の4年間を大学4年間に劣らない充実したものにするため、逆算し、2025年の抱負を「刺激ある1年にする」という目標にしました。
刺激を求める理由
刺激を求める理由には、過去のリタイア生活の経験が大きく影響しています。
リタイア1年目は「受験勉強から解放された1年」のようなものでした。新しい生活を立ち上げ、日々の新鮮な刺激と解放感を味わいながら過ごしていました。
リタイア2年目・3年目になると、受験勉強で失った体力や健康を完全に取り戻し、居心地の良い友人関係やネットワークも整いました。一方で、日常生活は決して暇なわけではありませんでしたが、徐々にパターン化し「マンネリ」を感じるようになりました。
大学時代を振り返ると、3年生の頃は刺激を求めた同級生たちが海外放浪の旅に出たり、長期留学をしたり、起業して学校に来なくなったりすることがありました。
ただ、当時の自分にはそういった大胆な行動を取る勇気はありませんでした。
そのため、マンネリ感に囚われ「もう社会人として働きたい」といった(FIREの自由志向に逆行する?)感覚を抱いたこともありました。
リタイア3年生の刺激とは
とはいえ、現在の自分は大学時代の自分とは決定的に違います。
今の状態を大学生に例えたらそれは「就職して社会に出ても良いし、出なくても良い」という選択肢を持った状態です。
なので、FIRE生活を研究テーマとして大学院進学を目指すこともできますし、直ちに「破天荒な放浪の旅」に挑戦することも可能です。
しかし同時に大学時代とは異なる意味での制約もあります。
体力や気力は当時ほど若くはありませんし、放浪旅行といっても1泊2000円のゲストハウスの相部屋に泊まるような旅行はもはやできません。
そのため、現在の「放浪の旅」というのは実際の旅行を指すのではなく、これまで「会社」という場で得た知識や経験を活かし、少し冒険的な人生を挑戦することも含まれています。
これが今の自分にとっての「刺激」の一つの形です。
2025年の目標
そこで2025年の具体的な目標について考えました。
まずは「平穏な心で穏やかに過ごせること」は引き続き大切にします。
そのために必要となるのは「健康・お金・時間」という3つの資源で、これらを大切に扱うことが不可欠です。
そのうえで刺激を得るための3つの方向性を設定しました。
①自由投資予算
「お金を有益なことに使う」という目的で昨年から始めた投資予算制を活用しいくつかのプロジェクトを進行中です。
すでに「空き家のDIYリノベーションによる価値の再発見・再建」は手掛けており、その他のプロジェクトも同時進行中です。
これはまさに「遊び心を持って挑戦する」ことを楽しむ実験的な取り組みです。
②テーマ旅
歴史を学ぶ、宗教を探求する、食文化を楽しむ、自然を満喫する、映画の撮影地を訪れるなど、テーマを持った旅を引き続き計画しています。FIRE後の趣味である旅行を、より深く、意義のあるものへとレベルアップさせ続けたいと考えています。
③FIRE生活研究テーマ
アーリーリタイアの賞味期限のうちにまとめたい研究テーマがあります。
このブログで取り上げているテーマそのものですが、FIREという自由をとことん追求しながら自分の固定観念や常識をリセットするという、セカンドライフでの変革です。
FIRE生活での気づきを大切に、頭で結論をださずに仮説と検証で体験しながら深掘りする、そんな実践的な取り組みを引き続きやりながら、どこかで卒論的にアウトプットとしてまとめたいなと思っています。
終わりに
これら3つの目標は「緩やかな目標」として掲げます。
固定した目標としないのは、目標に縛られて自分の興味関心が広がる可能性をつぶしたくないことで、また一方で、目標として一切掲げず自由にやりすぎると目標に到達した達成感や喜びが希薄になる、そんな両者のバランスを取るためです。
それゆえ緩やかな目標というバランスを意識して2025年を進めていきたいと考えています。