「アーリーリタイアするとボケる?」そうならない理由3点

2025-01-30

アーリーリタイア生活

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アーリーリタイア(FIRE)生活は脳を使わなくなってボケる!と心配する声が世間に溢れています。

でもそんなことはなく、むしろ「現役時代よりもボケるどころか脳は活発になる」と感じています。

なぜならリタイア後は脳をより広い範囲に対してクリエイティブに活用するからです。

そこで、今日はリタイア後はボケてこんなお花畑(↓)になることはないという理由を綴ります。

現役時代とリタイア生活の違い

現役時代は単純作業もあれば、思考力を使ったり対人関係の対応などが中心でした。

そんな日々で脳を使っているようで半分は覚醒せずに惰眠をしていた気もします。

なぜなら仕事は「枠」が決まっているからです。

仕事の目標や目的はいつも「利益を上げる」「誰かの合意を得る」「経営上の課題を解決する」など「決まった枠のリスト内」の課題でしたし、解き方だって枠組みがあります。

その証拠にビジネスコンサル会社やビジネススクールでも「メソッド」やら「テンプレート」がわるわけで、考える範囲も解き方もわりと固定化されていると思います。

もちろん仕事での問題解決は多様な要因が絡むなど複雑さはリタイア生活の比にはなりませんが、僕自身の仕事でいけば「創造力」を駆使しないとできないものでもありませんでした。

一方、アーリーリタイア生活は自分の興味や関心に基づいて多様な分野に取り組むので、一見、テーマや対象は単純ですが、そこではかなり脳も感性も活性化させていると思います。

その説明を、 ①創造的思考、②発見的思考、③論理的思考、の3つの理由からみてみます。

1. 創造的思考(料理・ブログ等)

リタイア後は「ゼロから何かを作り出す活動」が増えました。

仕事をしていた時と比べるとより創造力を使うのが、例えば料理です。

リタイア前からずっと自炊ですが、それでもリタイア後の今の方が冷蔵庫に残された中途半端な材料でベストなものを作るなど、使い道を何通りも考えたり、おもしろい作り方は無いかなど妙なスパイスの組み合わせでのできあがりの味も想像しながら考えます。

そのせいか料理レパートリーもリタイア後は相当増えました。

ブログでの情報発信もテーマや内容に制限がないので「何かおもしろいネタはないか」と自由に創造的に考えます。

テレビを観ていても、現役時代は単なる「頭を休める休息」として眺めていましたが、いまはそこで感じたり思ったことを例えば旅行や新しい趣味、投資や事業など、創造的に考えてしまいます。

一方で仕事では、ブログに近いビジネスメールや資料作成も、結局、あるいみビジネステンプレートの文書構造に沿って簡潔に書くだけで、脳の創造領域なんてイチミリも動いていなかった気がします。

こうした日常での料理からブログ、テレビやYOUTUBEを観ていても、ほとんどの時間が自由に思考したり創造的に考える癖がついて、脳は停滞していないと思います。

2. 発見的思考(新しい学び)

リタイア後は「好奇心を持って新しいことを学び発見する」が増えたと思います。

そもそも仕事のように自分の与えられた範疇を半強制的に取り組むのとは違って、自分が興味を持った分野を学び直したり資格を取ったり自由にできます。

リタイア後、新しいことを深堀した経験は多々あってブログにも書いています。

例えば、自分がこうしてリタイアしてノホホンとしていられることをご先祖様に感謝していたら「あれ、誰、その先祖って?」と思い、そこから1年がかりで家系図を作ったことも1つです。

学びもいろいろやりましたがあえて仕事とは関係のないスキルを得ようと料理、写真、語学、船舶免許、天文学、絵画・・など新たなジャンルを深堀りしてきました。

仕事だと業務に直結しない学びは後回しですが、今は自分が純粋に面白いと思うことに時間を使えるので新しい発見やアイデアに出あい、脳は停滞していないと思います。

3. 論理的思考(資産管理・計画立案等)

リタイア後は「現役時代と同じように論理的思考を使っている」と思います。

あたかもリタイア生活では考えることや悩みが減ると思いがちですがそうでもありません。

例えばそれは、資産管理、趣味(例えば旅行)などです。

現役時代の収入は「給与+資産所得」だったので、毎月、気にせずとも支出より収入が上回り安泰です。ですがリタイア後は給与収入がなくなるので「いかに資産を活用するか」など掘り下げます。

するとデータを分析しながら「どう資産を分配するか」「リスク管理をどうするか」「どのタイミングでリバランスするか」 など数値も扱ったり、そこから導かれる問題や対応など論理的に考えなければいけません。

旅行の計画も、平日を含めたスケジュールの広さからいかに個人旅行を組めば経済面~体験面でリターンが大きいかなど、パターン分析をしながら論理的にも判断します。

その意味では、リタイア後も仕事と同じように論理的なことを考える時間も多く、また「長期的な視点」や「本質的な観点」などの見方も増えたと思います。

その意味で、脳は停滞していることもないと思います

終わりに

以上、やはり結論としては「リタイアするとボケる」ということはなく、むしろ ①創造的思考、②発見的思考、③論理的思考、という面で脳は活発に動くことが必要になっています。

だからといって仕事は脳を使わないというものではありません。複雑さや同時処理、対人関係を感知する部分などの脳の領域は駆使していたと思います。

なので、現役時代もリタイア生活も、使う脳が違うだけで、ボケるほど寝かしているわけでは無いと考えています。

リタイア後は自分の好奇心や興味が行動を広げるので、仕事で「思考の枠」を与えてくれること安住して好奇心がさびれてしまうと、リタイア後は脳の再起動に時間がかかってしまうかもしれません。

結局、広い視野で捉えなおすと「アーリーリタイアするとボケる?」というのは愚問で、「現役時代を仕事オンリーで過ごすとボケが始まる!?」と、焦点はリタイア後ではなくリタイア前にあてるべきものだと思います。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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