お金は「自分で使うべきvs子供に残すべき」の今の見解

2025-01-29

お金

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自分が稼いだ資産の処理方法として、①自分のために使い切る、②子供(あるいは社会)のために資産を残す、という2つに大別されます。

子供が2人いる僕にとって「子供のために資産を残す(②)」をリタイア前から支持してきました。

ですが最近、この考えが揺らいでいます。

今日は、人生の出口戦略として大きなこの問題、自分の価値判断のポイントが昨今どう変化してきたか備忘録として綴ります。

大前提

大前提として、自分(あるいは夫婦)で稼いだ資産をどう処理するかは「稼いだ当事者の問題」であって周囲がとやかく言う立場にはいません。

稼いだお金は「自分の幸福のため」に使うわけですが、その幸福の実現を

・自身の体験や趣味に使い切って幸せを感じても良い、

・子供に残すことで「家族の繁栄」や「親としての愛情」といった幸せを感じても良い、

ということです。

どこで幸福を感じるかは人によるもので、前者は「Die With Zero」に代表されるアメリカの個人主義的なもので、後者は日本の家族主義的なもの(家を守る、子孫繁栄等)だと感じます。

よって、こうした文化的かつ個人的な信念の違いでしかなく、なんら優劣はありません。

「子供にお金を残す」の変化

僕はこれまで家族主義的な「子供にお金を残す」という軸で考えていました。

ですがその軸に変化があります。

その変化は2つの要因から来るものです。

子供にお金を残す意義の減少

1つ目は子供にお金を残す意義の減少です。

当初、僕は「子供に経済的な苦労をかけさせたくない」といったセーフティーネットのためにお金を残す意味を見出していました。

それはつまり「親としての安心感」のためです。

ですが子供たちが社会人として巣立ってから数年が経ったいま、そんな親の心配をよそに子供はどんどん社会人として自活していっています。

子供たちも、親から将来お金を継ぐかも・・と期待して仕事で手を抜いたり、お金をあてにして浪費することもありません。

僕のセーフティーネットはだんだんと形骸化しています。

お金を残すより知恵を引き継ぐ

2つ目は、お金以外のもの(知恵や信念)を引き継ぐという代替です。

子供とは3~4か月に1度は食事会をしているのですが、そこでは身内でしか話せないようなぶっちゃけ話しをします。

投資、社会経済、時事ネタ、会社や組織などのジャンルを自分の過去の経験(どういう状況でどう判断したらどうなった)など、成功も失敗も交え、学校では習わないイレギュラーでアングラな話題であったりします。

僕の経験や知見が正しいという押し付けではなく、少しでも気づきや事例として参考になればと「お金を残すより自分なりの知恵や信念(?)を引き継ぐ」をしている気がします。

子供に何を残すか(サマリー)

こうした「子供にお金を残す」ことの意義が低下し、セーフティーネットとしての資金は別の使い道(役割)へ変わってきています。

別の使い道として、まずは上記の子供との「食事会」もガヤガヤした焼肉系というよりも、ゆったり話せるお店で存分にコミュニケーション(知恵や信念を引き継ぐ場)に投資するほうが意味があります。

また、他にも使い方としては「自由投資予算」です。

自由投資予算の一部は子供に資金提供し一緒に「投資で競争しながらコミュニケーションの機会とする」があります。

子供との投資対決!-僕の自由投資予算の行方

また、その資金は空き家を購入して「DIYリノベーションによる空き家の価値の再建」を自分で手掛けたりしています。

遊び心で挑戦!FIRE資金の自由投資実験録

2025年の抱負~3つの目標で刺激ある1年

自由投資予算で「サラリーマンの頃に絶対にやらない経験」をあえてやることは自分にとって楽しいことですし、子供にとっても「何歳でも楽しみながら挑戦できる」と伝われば更に良いことだと思っています。

終わりに

以上、当初は「お金は自分で使い切るより子供に残すべき」としていた軸が、リタイアから3年もたつと少しずつ変化してきました。

子供へのセーフティーネットとしてのお金の役割は減り、お金(現物)を残すより家族の有意義な時間の過ごし方や自由投資予算として子供への直接投資や間接投資(お金があれば挑戦できる等を自分で実践して話す)をしています。

自分がいつ死ぬかはわからない以上、お金を上手に使い切ることは難しので、お金は「自分だけでなく家族にとっても意味あるものに使う」を優先し、それでも残ったら相続というのが最適な出口戦略と思い始めています。

やはり自分の価値軸の中心は「自分と家族がどれだけ幸せになれるか」があり、「そのための最適な選択が何かを考え続ける手法」として「自由投資予算」という「幸せファンド」があると、そんな全体像が見えてきた気がします。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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