なぜ、転勤生活はFIREに有利か?~5つの理由

2025-01-20

経済的自由・FIRE

t f B! P L

最近、オンラインニュースでとても羨ましい!と思う記事がありました。それがこれです。

東京海上日動の初任給、最大41万円に…転居を伴う転勤への同意など条件

僕の現役時代には無かった優遇制度で、この制度に乗ればより資産形成やFIRE生活への適応力も自然に培われると思うからです。

ということで、転勤族としてサラリーマンを過ごした自分の実体験から、転勤生活がFIREに有利な面があることを5つの理由で綴りたいと思います。

記事のインパクト

まず、この記事について率直に感じたことは「今の時代はそれだけ転勤を嫌う若い人が多い」という驚きです。

会社都合で社員を異動(居住地変更を伴う)させるとき、会社側も相当の補償や補填を準備することが一般的です。

ですがそうした制度があっても「転勤を望まない」という若い人もきっと多く、なかには転勤するなら会社を辞めると去っていくのかもしれませんね。

この「転勤不人気」な時代ゆえ待遇を上げているのだと思います。

そしてFIREを考えるなら転勤族であることがメリットになる点を以下に記載します。

転勤生活がもたらすFIREのメリット

1. 住居費が削減できる

転勤族の大きなメリットの一つは住居費を削減できることです。

多くの企業では転勤者に対する補助として社宅の提供や家賃補助を行っています。

家計の中で最も大きな支出となる住居費を抑えることは大きな節約です。

また、昨今は社宅や家賃補助など、年齢制限や居住年数制限などが適用されて制度のデグレードもあったりします。

そうしたなか、僕が勤めていた会社の場合でも、転勤での異動が伴う場合はこの制限外として制度を受けることができました。

会社側も既存制度を柔軟に適用するなどサポートもありますし、これによって浮いた居住費を貯蓄や投資に回せば資産形成のペースを早められます。

2. 生活費を見直す機会が増える

転勤生活では引っ越しのたびに公共サービスや各種契約、保険などを見直したりしました。

一見面倒に思えるプロセスですが実は無駄を削る絶好の機会だったりします。

不必要に加入しているものは転勤時にリセットすることができます。

また、家電製品など動作が不良のものも、転勤を機に思い切って廃棄するとそのコストも補填(引越し手当でカバー)できたりします。

こうしたサービス、契約、家電製品の処分など、転勤サイクルに合わせて生活面を最適化することで生活コストを下げる(資産形成に資する)ものになります。

3. シンプルなライフスタイルが身につく

転勤で頻繁な引っ越しがあると持ち物を厳選するきっかけになります。

家具や日用品を買う時は「本当に必要か?」と考える癖もできますし、結果、必要最小限に抑えたシンプルな暮らしとなります。

これは無駄な消費を抑えるコスト削減だけでなく、物を持ちすぎない暮らしとしてFIRE後のシンプルライフにも直結します。

4.新しい環境を楽しむ力がつく

転勤先では新しい文化や人々との出会いがあります。

すると自ずと「環境適応力」が生まれます。

新たな居住環境に馴染む能力もそうですが、古い人間関係をリセットしたり適度な距離を置いたりなど、自分からやりずらいことも自然にできる機会になります。

また新しい環境では、人間関係の作り方でもやり方を変えるなども可能です。

こうした既存の環境を変えたり新しい環境に馴染んだりといった変化へ適応することを繰り返していると、自然と、環境適応力がついてきます。

FIRE後もサラリーマン生活からの移行で新たな環境変化に対応したり、あるいはFIRE後の新生活で移住や旅行などの趣味を楽しむにも、こうした経験は役立ちます。

5.給与プレミアム

そして、今回のニュース記事の通り、転勤に給与の上乗せがあるというメリットです。

ちなみに僕が勤めた会社も転勤先に応じたさまざまな給与アップ(補償)がありました。

海外勤務であれば海外勤務手当もありますし、さらには治安が悪いエリアは危険手当もあります。まあ現実、それを貰っても行きたくない危険地域もありますが、やはり大変だったり苦労をする分、手当という形で補償されるのはメリットではあります。

ちなみに記載のニュースでは「普通の大卒の総合職の初任給は現在約28万円に設定されていて、実際に転勤した場合はそれが38万~41万円程度となる」とのことで、引き上げ幅は最大約13万円とは、とても大きいですね。

終わりに

以上、転勤生活は新しい土地への適応など苦労はるものの、それで得られる経済面やライフスタイル面でのメリットも多々あります。

そうしたメリットはFIREを目指すうえではプラスに働くものです。

もちろん会社によって制度は違いますし、家庭の事情で転勤がNGな人もいるとは思いますが、単に思い込みで「転勤は面倒だ」と感じている人は、本当に転勤の面倒さを上回るメリットがないか、再考するに値するとは思います。

僕にとっては転勤が自分の環境を「強制リセット」する良い機会でしたし、そうした転勤の積み重ねで少しずつ自分により良い環境づくりを進められたと思います。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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