FIREをすれば働くことから解放されて好きな暮らしをできます。
だからといってもし僕がFIREのために生活水準を下げていたら、間違いなく後悔していたと思います。
FIREを成功させるのは、お金、孤独、アイデンティティロス、やりがいなど、世間で言われる注目ポイントがありますが、僕にとって大きいのは「生活水準」です。
今日はそうした生活水準を下げてFIREしたら後悔する理由を3つ取り上げます。
生活水準とは?
生活水準とは日々の暮らしの中での快適さや満足感を示す指標です。
なので、快適さや満足度は必ずしも経済的に豊かな暮らしをしなければ得られないものでもありません。
生活環境の居心地の良さは個人差があると思いますし、リタイア生活はより多くの時間を自分の居住環境で過ごすことになるので、なおさら快適さや満足度が重要です。
つまり、生活水準とは「心地よい日常を支える基盤のグレード」とも言えます。
そうした生活水準を下げると(無意味に上げても)後悔する理由を3つ綴ります。
快適な生活空間の重要性
僕の場合、生活する家の生活空間がまずは重要です。
生活空間の快適さは「清潔感、適度な広さ(広すぎない、狭すぎない)、家具や家電等のニーズに合う」という点から居住するマンションの「災害への耐性、セキュリティ、ゴミ出しの自由度、駐車場の利便性」といった点です。
要は快適で安心して住めるか否かが大事です。
それは決して最高級のマンションに住むとか、ハイエンドモデルの家電を揃えるといったことが重要だという意味ではありません。
リタイアするとオフィスで過ごした時間も自宅にいることが多くなるゆえ自宅の生活空間の満足度や快適度がとても大事になるわけです。
なお、僕はFIRE前後で居住場所は変わらなかったので、基本、生活水準は上がりも下がりもせずに一定で推移しています。
ですがもし過度な節約のため汚い空間や超狭い部屋に引越したらきっと後悔したと思います。それなら清潔で適度な広さの安い家賃の場所で満足度を保持すると思います。
利便性の高い生活環境の重要性
自宅の周辺環境も重要です。
徒歩数分圏内にスーパーマーケットがあったり、お出かけするにも便利な公共交通機関のアクセスだったり、車で移動するにも高速道路を使いやすいなどの利便性は大事です。
その他、生活周辺の静かさや治安の良さ、散歩に適する公園などの環境も欠かせません。
サラリーマン時代は職場と自宅を行ったり来たりですが、リタイア生活では日中から買い物に行くこともあれば、友人に会ったり夜遅くに散歩したくなることだってあります。
やはり一歩外にでるという状況で億劫になったり不便を感じたりすることがないことは、リタイア生活では大事だと思っています。
社会的つながり
そして社会的なつながりも大事です。
自宅で引きこもってばかりではないので、友人などとの日常的な交流は大事です。
交流するのに便利な環境だったり、あるいは自宅マンションが友人達との集まる場所として使えることも大事です。
なのでもしFIREのために遠方に引っ越したり、友人達と集まれる場所が無くなったりしたら生活の満足度は落ちてしまいます。
もちろんどこか引越しをしたからといって人間関係が消滅するものでもありません。
とはいえ住む場所次第で人間関係を維持し易いしにくいはでてくるものです。
なお、僕はプチ移住もFIRE生活として視野に入れています。
それも移住先に住み続けるというより、今の東京と移住先を行ったり来たりの2拠点生活が理想と思っています。同時2拠点というより1,2年で自宅に戻る前提で賃貸に出すのは有りだと思っています。
終わりに
以上、生活水準を下げてまでFIREをすると、これは僕にとってですが、その代償は大きいと思います。
結果的にFIRE前後で住む場所は変えずにいたのでなんらこれら3つの点でデグレードせず、自分らしい生活空間、利便性、社会的つながりを維持しています。
FIRE後に生活コストの安いところに住み替えることは直ちに生活水準が下がるということでもありませんし、自分の住に求めるものがはっきりしていれば、生活水準を損なうことなく生活コストは下げられるとも思います。
何かとFIREで気にするのは「お金、孤独、暇、やりがい」と言った点が大きいので、あえて盲点になりがちな「住」を提起した次第ですが、FIREを進めるうえで参考になれば幸いです。
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