FIRE後の「ゆとり比率」を分析した(2024年実績)

2025-02-16

リタイア後の生活費

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FIRE生活での「ゆとり比率」を把握分析しました。

狙いは、サラリーマン時代にお金を増やすために「貯蓄率」を見るように、リタイア後は「お金を使って経験や楽しみを得る」を目指すため「ゆとり比率」を見ます。

ゆとり比率は、ゆとり費(旅行、習い事、スポーツ、遊興費、飲食等の交際費等)といったゆとり関連の支出が、生活費全体にどれ位を占めるかの割合です。

支出の半分はゆとりに使うという「ゆとり比率>50%」を目指しています。

なお、リタイア生活の豊かさ指標は全部で3つあって、①自由時間比率、②資産所得カバー率、③ゆとり比率、というものです。

FIRE生活の豊かさを測る~僕の3つの数値指標

2024年のゆとり比率は55%

2024年の分析結果、ゆとり比率は55%でした。

*ゆとり比率 = ゆとり費 ÷ 総生活支出(**) × 100

これは、生活費全体(基礎生活費+ゆとり費)のうち、ゆとりに過半数を支出できています。

とはいえ基礎生活費(居住費、食費、日用品費、交通費等の生活必須の支出)は、サラリーマン時代から固定費は圧縮し、無駄遣いもせず、リタイア後もほぼ一定に推移しています。

それゆえ、「ゆとり費」は相対的に大きくなるかもしれません。

2024年(1~12月)の時点で、(基礎生活費):(ゆとり費)=45:55 とです。

定義は以下となります。

定義

*基礎生活費:生活を維持するために必要な支出

住宅費、食費(スーパー等での買い物)、日用品費、交通費、通信費、水道光熱費、美容服飾医療費、その他(税金等)

*ゆとり費:生活に豊かさや潤いを与えるための支出

娯楽費(外食、遊び、交遊等)、交際費(家族等の大切な人への支出)、旅費、自動車費(マイカーにかかる費用)、教育費(習い事や資格取得など自分のスキルを高めるためのもの)。

ゆとり比率の推移

このゆとり費の推移を2023年から2024年でみると、49%から55%に増えています。

(*2023年は基礎生活費とゆとり費が左右逆になっています。。)

2023年は比較的、習い事が多くてそれに時間を割いていてその他の支出が少な目で済みました。その当時のゆとり費の記事はこちらです。

完全リタイアの生活費内訳(2023年通年実績)

2024年は旅行などに費やす時間が増えたので、結果、支出が増えたとは思います。2024年の前半の分析はこちらです。

FIRE後の生活費とゆとり費(2024年上半期)

その2024年の全体の家計支出の状況はこちらの通りです。

FIRE後の生活費内訳と推移(2023年→2024年)

ゆとり費と浪費は違う

なお、「ゆとり費なんて浪費みたいなものだ」と感じる方もいるかもしれません。

ですが浪費とゆとり費は違います。

浪費は「その場限りの消費」であり後に何も残りません。

ゆとり費は「自分の経験や人とのつながり、心の豊かさを育てるための支出であり投資」です。

旅行や習い事、趣味、スポーツ、交際費は、自分の人生を充実させるための「自己投資」といえますし、リタイア後は時間の自由度が増えるからこそ、時間を活かすためにお金も一定の役割を持ちます。

これは、旅行で新しい文化に触れるなどでの「視野」とか「感性」に刺激を与えたり、スポーツなどは健康維持への投資となります。

なので、浪費のように何も残らないことはなく、心身ともにリターンを得ます。

終わりに

やはりサラリーマン時代の「お金を増やす」から、リタイア後の「お金を使う」とステージ移行したので、自分のマインドも行動も変えなければいけません。

それゆえサラリーマン時代はお金を貯めるため「貯蓄率」をみていたものが、リタイア後は「ゆとり比率」を見ています。

数値指標を使えばその実態が見える化できますし、2年間の指標運用で「ゆとり比率>50%」は維持するようになりました。

もちろん、指標を達成することが目的化しないように、適切に、怖がらず、お金を使っていきますし、人生の楽しさと満足度を優先するという価値観をしっかり定着させるためにも、こうした指標を運用することは意味があります。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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