僕がアーリーリタイアをする前に、コロナ禍でリモート勤務が中心となりました。
通勤のない快適な生活にすっかり慣れてしまったので、リモート勤務が解除されることになった時は僕のFIRE願望は急激に強まりました。
今日はこのリモート勤務とFIREについて綴ります。
リモート勤務で知った「時間の自由」の価値
リモートワークだけの自由な働き方を経験すると「働くこと＝会社に拘束されるわけではない」といった感覚が習慣として身につきます。
なぜなら、
・朝の満員電車に乗らなくて済む（1日のスタートが快適）
・業務時間中も自分のペースで働ける（余計な会議や雑談がない）
・仕事の合間に家事や趣味の時間を確保できる
と感じるようになり、リモートワークはFIRE生活の疑似体験でもあったかのようでした。
オフィス勤務の「不自由さ」が際立つ
リモートワークが解除され、オフィス勤務に戻ることで、時間の自由が失われる感覚が強まります。
具体的には、次のようなデメリットです。
・通勤時間の復活（往復の通勤に関する時間ロス）
・オフィスの人間関係のストレス（無駄な雑談・会議・気疲れ）
・決まった時間に出社・退社が必須（時間を自由に使えない）
リモート勤務では、仕事の合間に趣味の時間を持ったり、家事をしたりできましたが、オフィス勤務に戻ればそれも難しくなるのです。
「一度経験した自由が奪われる」という感覚でFIREする気が倍増してしまいます。
FIRE願望が倍増するのは当然？
リモートワークが進んだときに世の中一般に「出勤やオフィス内での仕事上の面倒さ」を痛感した人は僕に限らず多いはずです。ずっとリモート勤務が続くならば、それは少しばかりFIRE気分を味わえているわけですが、
リモート勤務が制度的に縮小されたり無くなるといった場合は、「会社に縛られずに働く方法はないのか？」とセミリタイアに興味を持ったり、あるいはあらためてFIREしてやろうといった願望が強まるでしょう。
やはりリモートワークを通じて自由さの感覚を実感することは大きいと思います。
FIRE前に考えるべきこと
とはいえ、リモートワークからオフィスワークに変更となり「FIREをしたい」と考える人は少しリスクを抱えることになります。
いまいちど考えるべきことは、FIRE後の生活で得られる自由をどう使つか、具体的にイメージしたり、FIREに向けてきちんと家計状況や投資などの収入を得る手段を確保することです。
終わりに
そういえばイーロン・マスク氏がTwitter（現X）を買収した際、リモートワークを禁止した結果、退職者が増加しました。マスク氏は買収直後、全社員に対し「最低週40時間オフィスで働かなければ解雇する」とリモートワーク禁止令を出したからです。
リモートワークの終焉が職場を離れたい、FIREしたいという気持ちを強めるものにもなりますね。
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