もうすぐ僕の契約する自動車保険(マイカー保険)の契約更新が来ます。
その契約をリタイア生活に合わせて再検討しました。
なにしろリタイア後は、旅行の機会が格段に増え、旅先でレンタカーを利用することも増えています。
ですが、レンタカーに付随する補償は必ずしも十分ではないので、そこを自分の自動車保険等でしっかり補い、旅の安心感を高めるためです。
今日はこの検討の概要を綴ります。
レンタカー業者の「保険」の問題
レンタカー会社の基本料金には、対人・対物の補償が含まれていますが、その補償額の上限や補償範囲は各社で違いがあります。
名の通った大手だから手厚い補償であるとも限りません。
また、バッテリーが上がったりパンクした時など、ロードサービスがレンタカーの基本料金に含まれていたり、別途料金だったりとまちまちです。
加えて、レンタカー会社が契約時にオプション提供する補償サービスもそうした補償を高めるものでもありません。
なぜならそれは「事故発生時の自己負担(免責額)をカバーする制度」というもので、必ずしも対人・対物の補償を上限にしたり、ロードサービスをカバーするものとも限らないからです。
こうした各社ばらつきのなか、旅行の都度、レンタカー選定で細かく検討するのもとても面倒です。
そこで、自分の自動車保険等を使った形で均一に補償サポートするよう、この契約更新時に再検討しました。
見直しのポイント
僕の加入している自動車保険の見直しのポイントは2つあって、①レンタカー利用時の補償を手厚くする、②ロードサービスの強化(JAFの契約)です。
レンタカー利用時の補償を手厚くする
自分の自動車保険での「他車運転特約」 を確認し、レンタカー利用時でも自分の自動車保険の対人・対物補償が適用されることを確認しました。
特に対物補償など、あらゆる項目で上限が「無制限」とするようにしました。
また、同乗者に対する補償(人身傷害補償・搭乗者傷害保険) も、事故時の医療費や逸失利益までカバーできるように最適化しました。
自分の自動車保険の契約レベルがそのまま他車運転に、原則、適用されるからです。
ロードサービスの強化(JAFの契約)
自分の自動車保険で補償を高めても、どうしてもリスクとなる穴があります。
それはロードサービスです。
ロードサービスは「マイカーにのみ適用」されるので、これはいくら手厚い内容にしてもレンタカーには適用されません。
そこで僕は、自分の自動車保険のロードサービスをあえて外し、民間のJAFを個別に契約することとしました。
JAFの場合、その契約は、「契約者に帰属」するもので「車両に帰属しない」からです。
つまり、どの場所で、どのレンタカー会社の車を運転していても自分が契約者として必要があれば利用できるからです。
特に、東京在住の僕が良く行く旅先は地方となるので、そうなると、ロードサービスは「サービス拠点から救済拠点までの距離や時間」に応じて費用が増える性格上、僕のスタイルでは高額になる可能性があるからです。
それに、やはり知らない土地でバッテリー上がりやパンクなどはとても心細いものですし、その時にすぐ対応してくれるのは安心です。
終わりに
以上、リタイア後の旅行が増え、レンタカーの利用が多くなるにつれ、より効率的な全体の補償(マイカーとレンタカー)を考慮し、
・他車運転特約や同乗者補償を強化し、補償の厚さを優先する、
・JAFを別途契約し、ロードサービスを強化することで、地方でのトラブルにも備える、
としました。
なお、レンタカー会社でオプションとして加入できる免責補償制度(CDW)は、事故時に発生する免責額(5万円程度)やノンオペレーションチャージ(NOC)をカバーするもので、これは基本、入りません。
その負担額に対し発生確率(僕の場合、数十年、無事故ですし)がとても少ないからです。
更に、自分の自動車保険の「他車運転」はあくまでレンタカーを借りている走行時に適用されるので、駐車中の事故や被害は補償外です。
よって、レンタカーを駐車する時はなるべく安全な場所に置くよう意識しています。
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