アーリーリタイアの最大のメリットは、「時間の自由」と「体力」のバランスを活かせることです。
つまり、時間の自由があるだけではなく、「体力があるうちにこそできること」を楽しめるのがアーリーリタイア期の今だと思っています(65歳の定年まで働いていたら体力的にはできないことがある)。
先日、この「時間の自由x体力」で楽しめるある体験をしました。
それは、瀬戸内海の島々の橋を結ぶ「しまなみ海道」をサイクリングで40kmほど走る体験です。
今回は、この体験を綴りながら、アーリーリタイアの4つの体験価値を綴ります。
「時間の自由x体力」で得られる4つの価値
アーリーリタイアの最大のメリットは、時間と体力を活かし、自由な旅ができることです。
サラリーマン時代であれば、今以上に体力はあったと思いますが、時間の制約で繁忙期の旅行となったり、子供が小さいことで自由に計画できなかったりする制約がありました。
リタイアした今は、いつ、誰と行くか、どの程度のペースで走破するか、すべて自分次第です。
混雑を避け、気の向くままに島々を巡ることができる贅沢があります。
結果、次の4つの価値があると、この体験を通じて感じました。
① ピークを避け、快適なタイミングで旅ができる
会社員時代は休みに縛られ、混雑する時期にしか旅行ができませんでした。
しかし今回は、人が少なく、気候も穏やかな春のベストシーズンに訪問し、潮風を感じながら快適にサイクリングをできました。
暑くも寒くもないベストな気候のなか、混雑のないサイクリング道路を、のんびり自分のペースで走れることは、サラリーマン時代では実現困難です。
だからこそ、この体験は今しかできない価値を感じます。
② 体力があるうちにアクティブな旅を楽しめる
定年後のリタイアなら、電動アシストの自転車に頼る場面も多かったかもしれません。
ですがアーリーリタイアでまだ体力があるからこそ、自分の力でペダルをこいで走ることにしました。
実際、途中の島の目的地まで行ってまた帰る(レンタカーを今治に置いていたのでそこに戻る)という40キロの距離は、さほどきつくはありませんでした。それでも走破したら十分に達成感はありました。
次回、しまなみ海道全線(尾道~今治)の70キロを横断走破する旅行も良いと思えてくるほど、体験で得られる達成感は爽快です。
③ 旅が「観光」ではなく「体験」になる
サラリーマン時代の旅行は、限られた時間のなかで観光地をざっと巡るなど、体験を噛みしめる余裕はありませんでした。
ですがアーリーリタイアでの旅は、体力も心の余裕もあるので、体験を存分に味わえます。
例えば、車だと一瞬で通り過ぎる橋の上のスポットスポットで自転車を停め、潮の香りを感じたり、瀬戸内の島々の起伏を眺めたり、足元の海流が複雑に変化する様子をみたりといったことをしました。
時間的・体力的な余裕もあることで実現できることだと感じました。
④ 旅が「非日常」ではなく、ライフスタイルになる
今回の旅は、昨年、たまたまレンタカーでしまなみ海道を渡った時に、「自動車専用道路なのにサイクリング用のサイドウオークがあるのか!」と初めて知って、今回、再訪したものです。
アーリーリタイア生活では「また来よう」、「次は違う季節に来よう」、「次は〇〇をしよう」と、旅の都度、気に入ったり新しい発見をもとに、次の計画を考えて実行します。
こうした旅の連続で、もはや旅行は1回だけの特別な非日常イベントではなく、再訪も視野にいれたり、「プチ移住したらどんな感じか?」なんて視点でみたりで、日常の一部のようなものです。
終わりに
以上、しまなみ海道のサイクリングで、アーリーリタイアをしているからこそ楽しめる旅というものを幾つか実感しました。
時間と体力を活かし、サラリーマン時代には難しかった体験旅行を、ベストな季節や繁忙期を避けて割と格安にできることが醍醐味です。
また、旅は特別な非日常体験ではなく、必要なら再訪も視野にあります。
時間と体力があるからこそ、旅もアーリーリタイア生活の一部となる、そんな感覚をようやくFIRE3年後にして実感するようになってきました。
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