先日、昔からの趣味仲間が「ついに仕事を辞めたよ!」と報告をくれました。
FIRE仲間が増えるのはいつだって嬉しいものですが、今回は「やっと同じ時間を過ごせる!」と、喜びは特別のものでした。
なぜ喜びが特別かを考えると、会社生活ゆえにバラバラな人生を歩んだ仲間がこの年齢でFIRE(リタイア)して足並みが再び揃い出すことと、なかでも 趣味・価値観・旧友 の3つが揃った仲間だと尚更嬉しいことがわかりました。
今日は、FIRE少数派ゆえ「仲間や旧友がFIREという足並みで揃い増え続ける」という良さを綴ります。
FIRE仲間が増える嬉しさ
彼とはずっと昔から同じ趣味を共有し、また、働き方も似ていました。
ただ、お互いの生活場所やスタイルが違ったため、この20年ほどは、一緒に過ごす機会が限られていました。
そんな彼がFIREをして、「こらからまた以前のように〇〇とか一緒にやろう」とメッセージを送ってきたのです。
それを読んだ瞬間、本当に嬉しく感じました。
FIRE仲間が増える嬉しさの3条件
この時、嬉しさを構成しているものとして、3つの要素に気づきました。
それは、「①趣味、②価値観、③旧友」です。
この3つが揃えば揃うほど嬉しさが大きくなるというものです。
趣味が一致する
FIREをすると自分の時間を自由に使えるようになります。
その時間を上手に使うために重要なのは、「〇〇をして過ごすと楽しいか」と感じる共通の趣味であり感性の持ち主であることです。
同じ趣味や感性をもった仲間とは、より居心地よく濃い時間を、気遣いせずに過ごしやすくくなります。
価値観を深く共有できる
FIRE仲間が増えるのも嬉しいのですが、さらに「生き方」も共感できると嬉しさが倍増します。
そもそもFIRE志向という価値観は共通しているので意気投合しやすいのは事実です。
さらに彼の場合は、FIRE志向がありながらも「納得するまで仕事をやり切る」という点も似ています。
僕のような低沸点で満足せず、とことん納得でるまで続けたのは尊敬しています。
そんな価値観が似ているのはとても大事です。
旧友だとなおさら嬉しい
また、昔からの知り合いがFIREすると、「新しいFIRE仲間ができた」というより 「また昔のような仲間としてつきあえる」という感覚になります。特に、会社関連での利害あったつながりではなく、趣味や価値観でつながっていた「古くからの友人」は特別です。
今後も利害関係がなく純粋な人間関係が続いていきます。
以上の、①趣味、②価値観、③旧友、が揃った仲間がFIREすると、喜びはより大きくなります。
結婚が早かったときの感覚と似ている
ふと、この似た感覚を過去に経験したことを思い出しました。20代後半に結婚した直後から、独身友人たちとはライフスタイルが大きく変わりました。
みんなが夜遅くまで飲みに行く中、僕は家族との時間を優先する生活になったり、話の内容も仕事や恋愛の話から家族や将来の話へと変わったり、どこか疎外感がありました。
でも、少しずつ友人たちが結婚し家庭を持つと、子供の成長や育児の大変さなど、同じ悩みや喜びを共有できるようになったのです。
FIREもこれと同じで、最初は「少数派」として周囲とは過ごし方も感覚もずれていますが、少しずつFIRE仲間が増えていくことで共にする時間が増え、感覚を共有できる機会も増えていくのです。
終わりに
FIRE後はしばらく「自分だけが違う生き方をしている」との感覚がありましたが、こうして徐々に仲間が増えていく過程にいると、あらためて、「少数派だからこそ味わえる喜びだ」と感じます。
FIREは孤独ではなく、むしろ 「少しずつ増えていく仲間を迎える楽しさ」があるわけです。
そう思うと、少しばかり人より早く結婚したり、アーリーリタイアしたりという「少数先行派の生き方」は「先に陣地に乗り入れて仲間を待つ生き方」でもあると感じます。
ランキングも参加してます。参考になる部分がありましたら、ぜひポチっとしていただけると励みになります。
↓
にほんブログ村