現役時代は「最悪な出来事」がFIRE後は「ラッキー」に感じること

2025-03-07

アーリーリタイア生活

t f B! P L

先日、札幌旅行をした時に「現役時代だったら最悪な出来事」が起こりました。

羽田に戻るフライトがキャンセルとなり、またその日のフライトは全て満席。つまり「帰るに帰れない状態」となった出来事です。

ですがアーリーリタイア生活中の僕にとって、なんら急いで帰る理由もなく、そんな旅先での予期せぬトラブルもメリットがあったりします。

今日はこの体験談を通し、アーリーリタイア生活とサラリーマン生活の違いを綴ります。

突然のフライトキャンセル

先月(2025年2月)末に、「札幌市内の回転寿司店を毎日数軒ハシゴする」というチャレンジ旅行に出かけた帰り道のことです。

いつもラウンジで無料ビールを数杯飲んで、機内では離陸前から爆睡する僕が、その日は目が覚めても空の上ではなく駐機場にいました。

するとついにアナウンスがあって「機材のトラブルによりキャンセルになりました」とのことです。

どうやら1時間ほど「離陸待ち」をしていたようで、乗客はあちこちで「なんだこんなに待たせておいてキャンセルかよ!!」と激怒しています。

起きていながら「離陸はまだかまだか!」と先を急ぐ旅なら怒る気持もわかります。

ですがリタイア生活で、真昼間からビールも無料で飲んでは機内で寝ていただけの僕です。イライラ待ち時間を過ごしたわけでもなく、なんら怒る筋合いもありません。

というか、冷静に、次の手を考えたりしていました。

エアラインの補償で思わぬ無料宿泊

次の手として「いかにメリットを活かすか」を考えました。

航空会社側の事由でフライトがキャンセルされたので、それによって発生した費用として ホテル代・交通費を航空会社が負担してくれます。

想定通り、機内アナウンスがあって、どうやらJAL便は本日の残りのフライトは満席ゆえ、

① 今日のANA便などに振替をしてそれをJALが負担する、

② 明日のJAL便を取り直し(振替無料)、ホテル代等をJALが負担する、

の選択をすることになりました。

時間に余裕がある僕は、当然、②の選択です。

「1泊分、JALの負担でお得に札幌滞在しよう」と即決しました。

時間の余裕で旅を豊かにする

まずやったことは、機内で待たされている間にJALのコールセンターに連絡をして翌日のフライトを確保することです。

これは難なくできました。

騒然とする機内では、CAさんに詰め寄る人、何が起きたかわからずに困惑する外国人、取引先に連絡を入れて平謝りするサラリーマン・・など大変な様子です。

時間に余裕があるリタイア民は平常心で淡々と翌日の予定を取り直すだけ・・。

その後、機内から出たところでJAL職員から「立替費用精算申請フォーム」と「1000円分の食事クーポン」を受取り、札幌空港の待合いソファーに座ってホテルの予約を進めました。

札幌市内の「今夜泊まれるホテル」での検索結果はリストも沢山で、立替上限となっている15000円(ホテル代、交通費等)に合うよう、レビュー評価の良いホテルを押さえました。

しかも「大浴場」と「朝食」と「ポイントバック」つきでお得気分です。

当日の空きがあるホテルは安い設定で売り出ししているし、こうしてオンラインでなんでも手配できる今の時代は楽なものです。

なお、それまで自分が泊っていたビジホよりも上のランクのホテルというオチになりました。

1000円分のクーポン券も食事や飲み物に使わず(夜の回転寿司に備えてお腹を減らして)、代わりにお菓子のお土産を買うという使い方です。

土産付きになりました。

リタイア後の旅はストレスフリー

こうした出来事は今だから余裕に過ごせるだけで、現役時代なら大変です。

現役時代だと、出張の疲れを早く帰って癒したいと思うでしょう。

また、帰着後に最短で報告するよう会議予定を組んでいたりするので、そうした変更をしたり、職場では「帰ってこない、出張先で遊んでんじゃないか!」と噂がたつかもしれません。

リタイア後はスケジュールの自由度が高く、こうしたハプニングさえも旅の一部として楽しめます。

キャンセルの通知を聞いたときは、まるで中高生の時、先生が急病で授業がなくなり、急遽「自習」となったときのような妙なワクワク感になります。

といことで、また札幌に戻って回転寿司三昧の夜を過ごしました。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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